●論点解説金、金相場の現状分析=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米大統領選後の金相場は、持ち合い相場に移行している。大統領選通過で利食い売り
が上値を抑えたが、100日移動平均線付近でサポートされた。2,500ドル台は下
げ過ぎと評価されている。その後はトランプ新政権のリスク織り込みで2,700ドル
台まで切り返したが、12月中旬は米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに対する
慎重姿勢を手掛かりに改めて下落した。ただし、今回は2,600ドル水準で同じく
100日移動平均線付近でサポートされており、11月安値は大きく上回っている。調
整売りが上値を抑えているが、大きく値を崩すには至らない状態が、ボックス相場の形
成を促している。
 中央銀行の金需要、世界各地のリテール需要、地政学リスクや米政治リスクに対する
ヘッジニーズといった強気の基本構造に変化は見られない。こうした点が重視される
と、年明け後に改めて安全資産としての買いが優勢になる。一方で、米経済の底固さか
らFRBの利下げが慎重なものに留まることが重視されると、欧米機関投資家の金上場
投資信託(ETF)売りといった動きが、もう一段階の調整売りを促すことになる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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