米大統領選後の金相場は、持ち合い相場に移行している。大統領選通過で利食い売り が上値を抑えたが、100日移動平均線付近でサポートされた。2,500ドル台は下 げ過ぎと評価されている。その後はトランプ新政権のリスク織り込みで2,700ドル 台まで切り返したが、12月中旬は米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに対する 慎重姿勢を手掛かりに改めて下落した。ただし、今回は2,600ドル水準で同じく 100日移動平均線付近でサポートされており、11月安値は大きく上回っている。調 整売りが上値を抑えているが、大きく値を崩すには至らない状態が、ボックス相場の形 成を促している。 中央銀行の金需要、世界各地のリテール需要、地政学リスクや米政治リスクに対する ヘッジニーズといった強気の基本構造に変化は見られない。こうした点が重視される と、年明け後に改めて安全資産としての買いが優勢になる。一方で、米経済の底固さか らFRBの利下げが慎重なものに留まることが重視されると、欧米機関投資家の金上場 投資信託(ETF)売りといった動きが、もう一段階の調整売りを促すことになる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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