トウモロコシ相場は5月の470セント台をピークに8月に380セント台まで下落 していたが、その後は年末に向けてじり高の環境になっている。豊作環境で値下がりし ていたが、良好な輸出環境の支援が目立つ。新穀が出回る時期に輸出が拡大するのは例 年のことだが、今年はその勢いが強い。価格水準の低さや、来年のトランプ政権誕生へ の警戒感などの影響が指摘されている。このまま輸出の底固さが重視されると、じり高 の展開が越年することになる。問題は、小麦相場は530セント台と、トウモロコシ相 場の450セント水準とのスプレッドが100セントを割り込んでいることだ。大豆相 場もトウモロコシに逆行安となる展開が続いている。穀物市場の中では、小麦か大豆が 下げ過ぎではなければ、トウモロコシが上げ過ぎとの評価になる。価格バランスの調整 が入ると、値を崩さないにしても上値は重くなる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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