【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ先限が小反落。ニューヨーク高と円安を受 けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて先限がマイ ナスサイドに転じた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが8円安〜18円高、プラチナミニが 13.5円安〜17.0円高、プラチナスポットが75円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが5459枚、プラチナミニが650枚、 プラチナスポットが657枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米新規失業保険申請件数で継続受給 件数が2021年11月以来の高水準となり、失業者の就職難が示された。一方、中国 国家統計局の康義局長は、2023年の国内総生産(GDP)が2.7%上方修正され 129兆4000億元(17兆7300億ドル)になったと述べた。世界銀行は、 2024年と25年の中国の国内総生産(GDP)成長率予測を引き上げたと発表し た。最近の景気支援措置と短期的な輸出の底堅さを反映した。 プラチナ先限は4802円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になっ た。円相場は1ドル=157円台後半で推移した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の936.53ドルから、買い戻し などが入ったが、ドル安一服に上値を抑えられた。 午前11時現在、プラチナは936.60ドル、パラジウムが925.82ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが934.50ドル、パラジウムが938.82 ドル。 MINKABU PRESS
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