[1月13日からの展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 1月6日〜1月10日 <国内> 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週比 25年06月限 374.3 376.5(6) 351.0(7) 368.6 - 5.9 RSS先限 366.0 366.0(6) 355.0(7) 366.0 - 5.0 TSR20 297.0 304.0(10) 293.0(7) 304.0 - 9.0 ======================================= 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 158.34円 前週末比 0.39 円安 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週までのレビュー】上海ゴムが底練りの動きを見せたことから、下げ一服となり、 6月限はレンジから上放れる可能性があるとした。 【再び下値を試すか】 JPXゴムRSS3号は、反発場面となっている。活発限月の6月限は、上海ゴムの 下落が手掛かりとなり、7日に351.0円まで突っ込んだ。その後、上海ゴムが自律 反発となったことから、370円の手前まで戻している。 ただ、目先は上海ゴムの戻りが鈍ってきたことや産地相場の軟化を受けて、再び売り 圧力が強まるとみる。節目の360円を割り込むと、7日の安値351.0円を試すと みる。 【タイオファーは軟化】 産地価格が軟化している。1月9日のタイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ 渡しのオファー価格は、前営業日比1.76バーツ低下の78.24バーツが提示され た。この水準は、昨年7月31日の77.21バーツ以来の低水準である。昨年12月 31日に78.75バーツまで下落したが、すぐに買い拾われた。78バーツ付近が支 持になるのか注目される。同水準をしっかり割り込むようなら、下げが加速しそうだ。 産地は、2月ころからウィンタリング(落葉期=減産期)に入る。このため、積極的な 売りは出にくいとみるが、上海ゴムの戻りが止まり、再度下落となれば、連れ安となる ことも想定される。 【上海ゴムは自律反発の終了が近いか】 上海ゴムの中心限月5月限は、自律反発場面となっている。5月限は、3日の取引 で、それまで支持となっていた昨年11月18日の安値1万7360元をしっかり割り 込むと、7日には一時1万6370元まで下落した。5月限は7日の下落で、昨年12 月31日から7日まで5本連続陰線となったうえ、この間の下落幅が約1500元とな った。 これを受けて、8日からは自律反発場面となっている。ただ、節目の1万7000元 前後では、やや戻りが鈍くなってきた。9日の取引では、1万6975元で切り返さ れ、9日の夜間取引では1万7030元まで上昇したものの、終値では1万7000元 台を維持、出来なかった。1万7000元台にしっかり乗せられないようなら、自律反 発終了となり、再び下値を模索する展開になりそうだ。 【東京ゴム活発限月の6月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の6月限は、自律反発場面となっている。12月からの値 動きをみると、上海高から買いが優勢となり、6日には380.0円まで水準を引き上 げた。ただ、同水準では上値が重く、その後は上海安から売り優勢の展開となり、23 日には362.6円まで下落した。その後、1月6日に376.5円まで上昇後に急落 し、7日には351.0円まで下落した。8日以降は、上海ゴムの上昇を受けて、37 0円の手前まで戻している。 地合いを引き締めた場合、節目の370円が最初の関門になる。同水準を上抜くと、 6日の高値376.5円や12月12日の高値378.5円が意識される。これらを上 抜くと、節目の380円を試すことになる。一方、売りが先行すれば、節目の360円 付近が支持になる。同水準を割り込むと、7日の安値351.0や節目の350円を目 指した展開になる。 【今週の注目ポイント】 上海ゴムに注目したい。上海ゴムの中心限月の5月限は、自律反発場面となっている が、徐々に戻りが鈍くなっている。買い一巡後は、再び売りが先行する可能性がある。 その場合は、JPXゴムRSS3号も地合いを緩めることが予想される。 【相場予想レンジ】 1月13〜17日のJPXゴムRSS3号6月限の中心レンジ予想は340〜380 円。テクニカルの支持線は351.0円(節目)、抵抗線は375.0円(節目)。 <当面の予定(イベント・経済統計)> 13日 ●成人の日 中国貿易収支 2024年12月(税関総署) 米財政収支 2024年12月(財務省) 米週間穀物輸出検証高(USDA) 14日 国際収支(経常収支) 2024年11月(財務省) 米生産者物価指数 2024年12月(労働省) 15日 英消費者物価指数 2024年12月(国立統計局) ユーロ圏鉱工業生産 2024年11月(EUROSTAT) 米消費者物価指数 2024年12月(労働省) 米製造業景況指数 2025年1月(ニューヨーク連銀) 米地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB) 16日 企業物価指数 2024年12月(日本銀行) 小売業販売額 2024年11月確報(経済産業省) 独消費者物価指数 2024年12月確報(連邦統計庁) 英鉱工業生産指数 2024年11月(国立統計局) ユーロ圏貿易収支 2024年11月(EUROSTAT) 米小売売上高 2024年12月(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米輸出入物価指数 2024年12月(労働省) 米製造業景況指数 2025年1月(フィラデルフィア連銀) 米企業在庫 2024年11月(商務省) 米週間穀物輸出成約高(USDA) 17日 中国住宅価格指数 2024年12月(国家統計局) 中国国内総生産 2024年10-12月期(国家統計局) 中国小売売上高 2024年12月(国家統計局) 中国鉱工業生産 2024年12月(国家統計局) 上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所) 英小売売上高 2024年12月(国立統計局) ユーロ圏消費者物価指数 2024年12月確報(EUROSTAT) 米住宅着工・許可件数 2024年12月(商務省) 米鉱工業生産・設備稼働率 2024年12月(FRB) 対米証券投資 2024年11月(財務省) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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