NY原油市況=続伸、米気温低下予報によるヒーティングオイル高が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/02     74.29       76.86       74.02       76.57        + 2.65
  2025/03     73.57       76.89       73.33       75.75        + 2.51
  2025/04     72.95       76.04       72.79       75.00        + 2.30
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              635,470             1,976,253    ( -   646)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/02     250.17    +12.35
                            2025/03     247.59    +11.79
         改質ガソリン       2025/02     207.49    + 4.66
                            2025/03     210.41    + 4.82
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は期近が大幅続伸。期近2限月は前営業日比2.51〜2.65ド
ル高。その他の限月は0.68〜2.30ドル高。
 時間外取引はアジア時間から続伸。欧州時間に入りヒーティングオイルが一段高とな
ったことに追随し、上げ幅を拡大した。日中取引に入った後も、1月中盤から後半にか
けても米国内で暖房用の石油需要の多い東部、中西部の気温が平年を下回るとの予報か
らヒーティングオイが堅調に推移したことが支援材料となった。12月の米雇用統計が
強気の数字となり、米利下げ観測が後退し、米国株が大幅安となったが、ヒーティング
オイル、ガソリン市況が堅調に推移から一時77ドル台後半まで値を飛ばした。短期的
な買い過剰感もあり、高値を離れたが、76ドル台半ばで堅調に引けた。
今日の材料
・1月半ばから後半も米国の気温は平年を下回る州が多いとの予報。
・10日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は大幅続落、42.87ポイント安の3168.52ポイント。
・欧州株は下落。米利下げ期待の後退を嫌気。英FTはロサンゼルスで起きた山火事の
 被害拡大を受け、保険のビーズリーなどが業績悪化への懸念から売られた。独DAX
 はエネルギー株が下落。
・12月の米雇用統計 25.6万人 予想 16.4万人
 前回 21.2万人(22.7万人から修正)(非農業部門雇用者数・前月比)
 結果 4.1%
 予想 4.2% 前回 4.2%(失業率)
 結果 0.3%
 予想 0.3% 前回 0.4%(平均時給・前月比)
 結果 3.9%
 予想 4.0% 前回 4.0%(平均時給・前年比)
・1月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)結果73.2 予想 73.9 前回 74.0
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=158円台後半まで上昇した後、157円台前半に急落す
 る乱高下。157.80円水準でニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは
 22年11月以来の安値となる1ユーロ=1.0210ドルまで下落。
・グールズビー・シカゴ連銀総裁
 米雇用統計は労働市場の安定化を示し、雇用統計は過熱の兆候ではない。米長期金
 利は成長期待の高まりを反映と発言
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