前週は年初からの堅調地合を引き継ぎ、一段高になった。75ドル水準で抵抗を受けて 調整売りが膨らむ場面も見られたが、押し目は買い拾われている。売買テーマは目まぐ るしく入れ替わっているが、北半球全体の寒波が短期需給を引き締めるリスクが警戒さ れ、期近限月にプレミアムが加算されている。暖房用エネルギー需要の拡大に加えて、 凍結による供給障害発生のリスクも警戒されている。米石油製品在庫の急増はネガティ ブだが、原油在庫の減少傾向が続いていることはポジティブ。米国が対ロシア追加制裁 を発表したことも、原油高に直結した。 今週も底固い展開が続きやすい。寒波が材料視されており、季節要因による値上がり リスクを残す。このまま平年よりも気温が低めの状態が続くと、需要と供給の双方から 需給引き締め圧力が発生しやすくなる。特に米原油在庫の取り崩しが続くと、トレンド フォローの買いが膨らみやすくなる。中期的な需給緩和傾向に変化は生じない見通しだ が、寒波が続いた際には短期上振れリスクを残す。一方、15日に国際エネルギー機関 (IEA)と石油輸出国機構(OPEC)が月報を公表する。需給緩和見通しが蒸し返さ れると、戻りを売られる展開になる。 予想レンジは73.00〜79.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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