【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における1月7 日時点の大口投機家の売り越しは367万6269枚となり、前週の371万7631 枚から縮小した。取組高合計は4465万1568枚となり、前週から38万0140 枚(0.9%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.1%増、債券 合計が0.5%増、為替合計が1.6%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 0.7%増、エネルギー合計は3.8%増、金属合計は1.6%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式、債券で新規売りが新規 買いを上回って売り越しを拡大を拡大した。為替は手じまい売り、新規売りが出て売り 越し(ドル買い)を拡大した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、12月の米雇用統計が予想外に堅調な内容となり、米連邦準備理事会(FR B)の利下げ観測が後退した。今週は12月の米消費者物価指数(CPI)や米小売売 上高の発表がある。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が2万0189枚売り越し(前週8443枚売 り越し)、ユーロは6万4124枚売り越し(同6万9564枚売り越し)、英ポンド は1万4506枚買い越し(同2万0835枚買い越し)となった。ユーロは買い戻し が手じまい売りを上回って売り越しを縮小した。 商品市場では、原油が米国の寒波や米政権のロシアに対する追加制裁を受けて堅調と なった。金は米雇用の伸び鈍化に加え、予想外に堅調な米雇用統計を受けてリスク回避 の動きが出たことから買い優勢となった。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が27万9567枚買い越し(前 週25万4324枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ ーク金は25万4911枚買い越し(同24万7279枚買い越し)、ニューヨーク・ プラチナは1万7847枚買い越し(同5656枚買い越し)に拡大した。金は新規買 いが新規売りを上回り、プラチナは新規買い、買い戻しが入った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが31万9813枚買い越し(前週29万 0515枚買い越し)に拡大、大豆は5万0001枚売り越し(同6万9918枚売り 越し)に縮小した。コーンは新規買い、買い戻しが入り、大豆は買い戻しが手じまい売 りを上回った。前週のコーンは、米農務省(USDA)月例需給報告で生産量予測が大 幅に引き下げられたことを受けて買い優勢となった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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