プラチナ午前=プラチナが続落、NY安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安や円高を受けて売
り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が下げ一服となったが、円高を受けて
戻りを売られた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが33〜16円安、プラチナミニが
36.0〜20.5円安、プラチナスポットが37円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが5247枚、プラチナミニが645枚、
プラチナスポットが1929枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは調整局面を継続】
 プラチナはドル安一服が圧迫要因になった。12月の米消費者物価指数(CPI)で
コアCPIの伸びが鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が高まった。た
だ次期米大統領の政策でインフレ圧力が高まると予想されており、ドル安が一服した。
当面は20日の米大統領の就任式が待たれる。一方、上海プラチナの出来高が増加し、
中国勢の押し目買いが入ったことは下支え要因である。
 プラチナ先限は夜間取引で4648円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。円相場は1ドル=155円台後半の円高に振れた。日銀の利上げ観測も円買い要
因となった。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の941.11ドルから、押し目を買わ
れた。
 午前11時現在、プラチナは943.59ドル、パラジウムが962.18ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが936.98ドル、パラジウムが941.89
ドル。
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