大豆週間展望=シカゴ大豆は需給引き締まり観測が下支え要因

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [1月20日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            1月14日 〜1月17日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000     64,000        64,000    64,000      0
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<シカゴ>16日終値  前週末比    |<主要統計データ> (1月9日まで)
      25/3 1,019.00  -6.25     |輸出検証高 135万0,121トン
      25/5 1,031.50  -6.50    |輸出成約高  56万9,100トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 155.69円  前週末比 2.65円の円高
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【前週のレビュー】シカゴ大豆1月限は需給報告が予想外の強気なら1000セント超
えから一段高となる可能性ありとした。
【シカゴ大豆期近3月限は需給報告を受け、約3カ月ぶりの高値】
 シカゴ大豆3月限は米農務省(USDA)月例需給を受けて10日から14日にかけ
て996セント台から1064セントまで値を伸ばす大幅高となり、昨年10月8日以
来、約3カ月ぶりの高値をつけた。その後、15日から修正安となり、16日は10日
間移動平均線(1016.75セント)に接近する1018.50セントまで修正安が
進んだ。
 米国の需給引き締まり観測と南米諸国での乾燥懸念から値を伸ばしながらも、ブラジ
ル産地南部およびアルゼンチン産地で今週末にかけて降雨予報が弱材料視されている。
 ただ、これまでの雨量不足で作柄の悪化が懸念されるうえ、この雨も短期にとどまる
と予想されているため南米生産国の乾燥懸念が完全に払しょくされたわけではない。
 1月20日にトランプ新政権の発足を控え、中国向けの大豆輸出不安が高まることも
上値抑制要因ながら、需給引き締まり観測が下支え要因となり1000〜1020セン
トのレンジでは押し目買いの動きが旺盛とみる。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
<当面の予定(イベント・経済統計)>
20日 ●米国(ルーサーキング牧師の誕生日)
    機械受注 2024年11月(内閣府)
    独生産者物価指数 2024年12月(連邦統計庁)
21日 英雇用統計 2024年12月(国立統計局)
    独景況感指数 2025年1月(ZEW)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
22日 米景気先行指数 2024年12月(カンファレンスボード)
23日 貿易収支 2024年12月速報(財務省)
    日銀金融政策決定会合(24日まで)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
24日 消費者物価指数 2024年12月(総務省)
    総裁記者会見(日本銀行)
    ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年1月速報(Markit)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年1月速報(Markit)
    米消費者信頼感指数 2025年1月確報値(ミシガン大)
    米中古住宅販売統計 2024年12月(全米不動産協会)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
    建玉明細報告(CFTC)


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