●週間見通し原油、短期流通不安で高値圏での売買=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は一時80ドル台を回復する展開になった。米国の対ロシア制裁の動きを受け
て、供給不安が織り込まれている。ロシアやイラン産原油の供給不安を受けて、アジア
製油所も調達先を他の国に分散する動きを見せている。流通環境を巡る不確実性が相場
を支援している。特に米原油在庫が減少傾向にあることで、供給ショックに脆弱なマー
ケット環境にあることも警戒されている。ただし、80ドル台ではげ一服感がみられ
た。
 今週は短期上昇リスクを残す。ロシアやイラン産原油の調達環境に変化が見られ、し
ばらくは流通環境に混乱が生じる可能性がある。深刻な需給ひっ迫化が警戒されている
訳ではないが、特に米原油在庫の取り崩しがみられると、改めて80ドル台に乗せて戻
り高値を更新する可能性がある。ただし、マクロ需給の供給超過見通しに変化は生じな
い。時間の経過とともに流通環境の対応が進み、期近限月のプレミアム剥落の形で値下
がりに転じる見通し。短期上振れリスクとの評価に留まろう。1月20日のトランプ米
新大統領の就任式後の動きが、不確実性をもたらす。
 予想レンジは76.50〜81.50ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)



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