プラチナ午前=プラチナが反落、米大統領の関税発言が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ドル建て現物相場の上値の重さを
受けて売り優勢で始まった。その後は、手じまい売りなどが出て軟調となった。パラジ
ウムの商いは成立しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが30〜1円安、プラチナミニが
30.0〜0.5円安、プラチナスポットが32円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが6366枚、プラチナミニが708枚、
プラチナスポットが1068枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは株高が下支え】
 プラチナは株高が下支えになった。トランプ米大統領の関税発言が目立ち、先行き不
透明感が強いが、株高が下支えになった。米大統領が民間部門による人工知能(AI)
インフラへの最大5000億ドルの投資を発表したことを受け、テクノロジー株が買わ
れた。また米政権の政策は企業に好意的とみられている。ただ上海プラチナの出来高は
伸び悩み、中国勢は買いを見送っている。米大統領は中国からの輸入品に対して2月1
日から10%の関税発動を検討していると明らかにしており、今後の交渉の行方を確認
したい。
 プラチナ先限は夜間取引で4660円まで下落した。米国債の利回り上昇が圧迫要因
になった。円相場は1ドル=156円台半ばの円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の949.07ドルから、ドル高を受け
て軟調となった。
 午前11時現在、プラチナは944.32ドル、パラジウムが979.22ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが946.57ドル、パラジウムが964.85
ドル。
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