プラチナ午前=プラチナは反落、米国の関税発動が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。米国の関税発動を受けて売り優勢
で始まった。その後は、円安が下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが48円安〜19円高、プラチナミニ
が50.5円安〜13.5円高、プラチナスポットが33円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが7405枚、プラチナミニが1108
枚、プラチナスポットが1940枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは買い戻し主導で上昇】
 プラチナは買い戻し主導で上昇した。ただ米個人消費支出(PCE)価格指数の伸び
加速を受けて米国債の利回りが上昇したことに加え、トランプ米大統領が関税賦課の大
統領令に署名したことが上値を抑える要因である。米大統領は、カナダとメキシコから
の輸入品に25%、中国からの輸入品に10%の追加関税をそれぞれ賦課する大統領令
に署名した。週明けは貿易摩擦に対する懸念が圧迫要因になった。
 プラチナ先限は4746円まで下落した。米国の関税発動が圧迫要因になった。円相
場は1ドル=155円後半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の964.10ドルから、米国の関
税発動やドル高を受けて戻りを売られた。
 午前11時現在、プラチナは964.10ドル、パラジウムが994.03ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが971.87ドル、パラジウムが985.42
ドル。
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