【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高と円安を受けて買 い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服と円安を受け、もみ合いと なった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが22〜66円高、プラチナミニが 22.0〜47.0円高、プラチナスポットが94円高、パラジウムが出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが7548枚、プラチナミニが769枚、 プラチナスポットが970枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル安が下支え】 プラチナはドル安が下支えになった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長 は、上院銀行委員会で証言し、利下げを急ぐ必要はないと再表明した。ただ米国の関税 に対する懸念が上値を抑える要因である。米自動車大手フォード・モーターのジム・フ ァーリー最高経営責任者(CEO)は、トランプ大統領が米自動車業界の強化を目指し ていると確信しつつも、関税措置によって「多大なコストと混乱」が生じるという認識 を示した。中国勢の買い見送りが続いていることも上値を抑える要因である。 プラチナ先限は祝日取引で4778円まで上昇した。金堅調と円安が支援要因になっ た。円相場は1ドル=153円台前半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の985.23ドルから、991ド ル台まで上昇したのち、上げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは982.80ドル、パラジウムが978.04ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが979.61ドル、パラジウムが969.13 ドル。 MINKABU PRESS
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