[今日の視点]貴金属=反落、円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、反落して寄り付く見通し。金と銀は円高を受けて売り優勢となろう。プラ
チナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安と円高を受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は13.35ドル高
の2928.56ドル、銀が変わらずの3233セント、プラチナが0.99ドル高の
996.89ドル、パラジウムは13.03ドル高の996.10ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=152.82/84円で、前営業日の
大引け時点から1.22円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万4430円前後、銀は157.0円前後、プラチナ
は4770円前後、パラジウムは4800円前後。
【NY金はインフレ懸念が支援】
 金はきのうの海外市場では、米新規失業保険申請件数で労働市場の安定が示された
が、インフレ懸念を受けて押し目を買われた。
 金はインフレ懸念が支援要因になった。米新規失業保険申請件数は前週比7000件
減の21万3000件だった。市場予想は21万5000件。2月初めの労働市場が安
定していたことを示唆した。1月の米卸売物価指数(PPI)は前年比3.5%上昇し
た。伸びは前月の3.3%上昇から加速し、予想の3.2%も上回った。米連邦準備理
事会(FRB)の利下げ観測が後退したが、インフレ懸念が強い。
 トランプ米大統領は、米国の輸入品に関税を課している全ての国に「相互関税」を課
すと発表した。この日の指示は具体的な導入に至るものではなく、代わりに貿易相手国
が米国製品に課している関税の調査開始を指示するもの。対応策の策定まで数週間から
数カ月かかるとみられている。
 銀はきのうの海外市場では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退が圧迫要
因になったが、ドル高一服を受けて下げ一服となった。
【NYプラチナは米利下げ観測後退が圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を
受けて売り優勢となった。
 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退が圧迫要因になった。米新
規失業保険申請件数で労働市場の安定が示された。また1月の米卸売物価指数(PP
I)が予想以上となった。ただドル高が一服しており、プラチナの下支え要因になっ
た。またトランプ米大統領が相互関税の大統領令に署名したが、対応策の策定まで数週
間から数カ月かかるとみられている。
<今日の予定>
・ユーロ圏域内総生産 2024年10-12月期改定(EUROSTAT)
・米小売売上高 2025年1月(商務省)
・米輸出入物価指数 2025年1月(労働省)
・米鉱工業生産・設備稼働率 2025年1月(FRB)
・米企業在庫 2024年12月(商務省)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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