ゴム午前=買い先行、上海ゴムが地合い引き締めを好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、買い先行。序盤は、上海夜間安や1ドル=152円台半ばの円高
を嫌気して軟化した。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めた
ことから、買いが先行し、総じてプラスサイドに振れている。TSR20は、出来ず。

 午前11時50分現在のRSS3号は前営業日比4.6円安〜6.6円高。活発限月
の7月限は同4.3円高の373.3円、期先26年1月限は出来ず、推定出来高は
625枚(前日夜間取引含む)。

【7月限は360円が支持】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたこと
を手掛かりに買いが先行している。活発限月の7月限は、夜間取引で362.1円まで
下落したが、日中取引では370円超で戻している。
 7月限は12日の取引で360.3円まで下落したが、すぐに買い戻された。現状、
360円接近では買い意欲が強いようだ。7月限は、360円以下の取組高はほぼない
とみられる。このため、同水準接近では、売り方の手仕舞いも出やすいようだ。360
円を攻略するには、365円以下での商いが増えることが必要だろう。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は3月限のみ約定し、2.9セント高、TSR
20は買いが先行し、4.9〜6.0セント高。
 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比150元高の1万7895元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。