[2月24日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2025 年 12 月限 2 月 17 日〜 2 月 21 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 14,428 14,456 (17) 14,138 (17) 14,260 -145 銀 160.2 163.8 (17) 156.4 (17) 159.2 +1.2 プラチナ 4,771 4,792 (17) 4,640 (21) 4,641 -137 パラジウム 4,800 4,800 (17) 4,800 (17) 4,800 0 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 21 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 ( 4) 2,953.2 +52.5 | ドル・円 150.46 2.03 円高 銀 ( 3) 3,301.2 +15.7 | 日経平均 38,776.94 -372.49 プラチナ ( 4) 987.7 -31.5 | NY原油 ( 4) 70.40 -0.31 パラジウム ( 3) 990.90 -18.40 |* ドル・円は15時45分現在、原油は 21日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前回のレビュー】 金はインフレ懸念やドル安が支援要因、とした。 金は米国の関税に対する懸念や地政学的リスクに対する警戒感を受けて買い優勢とな った。現物相場は史上最高値2954.62ドルを付けた。金先限は円高を受けて1万 4430円で上げ一服となった。 トランプ米大統領は、自動車や半導体、医薬品に税率25%前後の輸入関税を賦課す る公算が大きく、4月2日にも発表する可能性があると述べた。欧州連合(EU)のシ ェフチョビッチ委員(通商担当)は、米政権との通商協議における最優先事項は、米国 の一方的な関税とEUの対抗措置による双方の経済的な苦痛を避けることだと強調し た。ベッセント米財務長官は、米国債の発行において長期ゾーンの国債の割合を増やす 措置はまだ先になるとの見方を示した。米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、米大 統領が表明している広範な関税措置の導入で新型コロナウイルス禍で発生したような供 給ショックが引き起こされれば、インフレが悪化する可能性をやや懸念していると述べ た。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、安全保障会議が開かれているドイツ南部のミュ ンヘンで米国のバンス副大統領と会談した。ロシア・ウクライナ戦争終結に向けた計画 について一段の取り組みが必要になるとの考えを示した。米政権のウクライナ担当特使 ケロッグ氏は15日、欧州諸国がウクライナ和平交渉のテーブルにつくことはないと発 言した。米国とロシアはサウジアラビアの首都リヤドでウクライナの停戦などを協議す る高官会合を開き、米ロ関係における懸案事項に対処し、ロシア・ウクライナ戦争の終 結への道筋を模索することで合意した。ロシアのプーチン大統領は「ドナルドと会える のは嬉しい」と述べ、トランプ米大統領との首脳会談に前向きな姿勢を示した。ベッセ ント米財務長官は、ウクライナ紛争終結に向けた協議でロシアが前向きな姿勢を示せ ば、米国の対ロシア制裁が緩和される可能性があることを示唆した。 1月の米小売売上高は前月比0.9%減少した。厳しい寒波や西部カリフォルニア州 で発生した大規模な山火事などが響き、2023年3月以来の大きな減少となった。第 1四半期初めに米国の経済成長が急激に減速した可能性がある。2月のニューヨーク州 製造業業況指数はプラス5.7と、前月のマイナス12.6から大きく上昇し、予想は マイナス1.0も上回った。フィラデルフィア地区連銀製造業業況指数は18.1とな った。前月から26.2ポイント低下し、低下幅は約5年ぶりの大きさとなった。原材 料価格が約2年半ぶりの高水準を付け、投入価格が急騰したことが響いた。 【金ETF残高は増加】 世界12カ国に上場している金ETF(上場投信)の現物保有高は20日時点で 1075.82トンとなり、前週末比20.85トン増加した。米国で20.66ト ン、英ETFSで0.15トン、オーストラリアで0.15トン増加、英GBSで 0.08トン、南アで0.03トン減少した。一方、米商品先物取引委員会(CFT C)の建玉明細報告によると、2月11日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越 しは28万4504枚となり、前週の30万2508枚から縮小した。今回は手じまい 売りが1万2734枚、新規売りが5270枚出て、1万8004枚買い越し幅を縮小 した。 ゴールドマン・サックスは2025年末の金価格について、従来予想の2890ドル から3100ドルに引き上げた。中央銀行の需要が構造的に高まることで、年末までに 金価格は9%上昇し、金利低下に伴いETF(上場投信)の保有が徐々に増加すること もあり、金価格は上昇するとした。また関税を巡る懸念など政策の不確実性が高止まり した場合、投機的なポジションの長期化により、金が年末までに3300ドルまで上昇 する可能性があると予想した。 【銀は金堅調につれ高】 銀の現物相場は昨年10月31日以来の高値33.35ドルを付けたのち、利食い売 りが出て上げ一服となったが、金堅調を受けて押し目を買われた。トランプ米大統領の 関税発言が目立つが、影響を見極めようとする動きが出ている。ウクライナの停戦交渉 の行方も確認したい。 20日のニューヨークの銀ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比133.08 トン減の1万3521.18トンとなった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC) の建玉明細報告によると、2月11日時点のニューヨーク銀の大口投機家の買い越しは 4万9710枚となり、前週の5万0361枚から縮小した。手じまい売りが買い戻し を上回った。 当面の予定(イベント・経済統計) 24日 ●国民の祝日 独景況感指数 2025年2月(ifo) ユーロ圏消費者物価指数 2025年1月確報(EUROSTAT) 25日 独国内総生産 2024年10-12月期確報(連邦統計庁) 米ケース・シラー住宅価格指数 2024年12月(S&P) 米消費者信頼感指数 2025年2月(カンファレンスボード) 26日 米新築住宅販売 2025年1月(商務省) 27日 米国内総生産 2024年10-12月期改定値(商務省) 米耐久財受注 2025年1月速報値(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米中古住宅販売仮契約指数 2025年1月(全米不動産協会) 28日 鉱工業生産指数 2025年1月速報(経済産業省) 小売業販売額 2025年1月速報(経済産業省) 独雇用統計 2025年2月(連邦雇用庁) 独消費者物価指数 2025年2月速報(連邦統計庁) 米個人所得・支出 2025年1月(商務省) シカゴ購買部協会景気指数 2025年2月(シカゴ購買部協会) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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