シカゴコーンの夜間取引は強含み。3月限は午前に480セント台を回復する場面も あったが、その後は再び上値が重くなっている。 今夜は明日まで2日間の予定で開催される米農務省(USDA)の農業展望会議が注 目される。とくに3月末の作付意向面積の前哨戦とも言える今年の米国産の作付面積見 通しが注目される。今年の場合、新穀限月(大豆11月限、コーン12月限)の比価が コーン有利となっていることで、コーンの作付面積が増加するとの見方が大勢となって いるため実際の数値が注目される。また今夜は週間輸出成約高も発表される。 前日のシカゴは小幅続落。下げ幅は大きくなかったが、大豆や小麦がさらに軟化した こともあり軟調な展開。南米産地の天気が引き続き弱材料の評価となるなか、27〜 28日のUSDAの農業展望会議で今年の米国産コーンの作付面積が拡大されるとの見 方も上値抑制要因となった。なお米エネルギー情報局(EIA)の週報でのエタノール 統計は、生産が減少するなか、在庫も減少してインパクトに欠けた。 3月限は477.00セントまで下落したが、前日の安値を下回らず売り圧力は強く なかった。引けは478.25セントと、引き続き480セント台を割り込んだ。 <今夜の予定> ◆ フランス ◆ 【経済】 16:45 生産者・輸入物価指数 2025年2月(INSEE) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 22:30 国内総生産 2024年10-12月期改定値(商務省) 【経済】 22:30 耐久財受注 2025年1月速報値(商務省) 【経済】 22:30 新規失業保険申請件数(労働省) 【経済】 2/28 00:00 中古住宅販売仮契約指数 2025年1月(全米不動産協会) 【農産】 22:30 週間穀物輸出成約高(USDA) ◆ カナダ ◆ 【経済】 22:30 国際収支 2024年10-12月期(カナダ統計局) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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