プラチナ午前=プラチナは反落、NY安や円安一服で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まった。その後は、円安一服やドル建て現物相場の上げ一服を受けて軟調となっ
た。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが24円安〜5円高、プラチナミニが
40.0〜9.0円安、プラチナスポットが71円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが5513枚、プラチナミニが497枚、
プラチナスポットが1658枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル高や金軟調が圧迫】
 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。トランプ米大統領は、カナダとメキ
シコに対する関税に関して3月4日に発動すると述べた。また中国に対しても、同日に
追加で10%の関税を課すとした。貿易戦争に対する懸念も下げ要因である。ただ上海
プラチナの出来高が増加し、中国勢の安値拾いの買いが入っている。
 プラチナ先限は昨年12月9日以来の安値4501円を付けた。ニューヨーク安と円
安一服が圧迫要因になった。円相場は1ドル=150円前後で円安が一服した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の946.30ドルから、買い戻さ
れて953ドル台まで上昇したのち、ドル高を受けて上げ一服となった。
 午前11時現在、プラチナは949.20ドル、パラジウムが917.96ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが965.49ドル、パラジウムが926.89
ドル。
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