大阪3月限 日経225先物 37360 -500 (-1.32%) TOPIX先物 2711.0 -24.0 (-0.87%) 日経225先物(3月限)は前日比500円安の3万7360円で取引を終了。寄り付きは3万7320円とシカゴ日経平均先物清算値(3万7310円)にサヤ寄せする形で、売りが先行した。現物の取引開始時に3万7430円まで下げ幅を縮めたが、ボリンジャーバンドの-2σ(3万7510円)を捉えることはできなかった。その後は前場中盤にかけてショート優勢となり、一時3万6810円と-3σ(3万6880円)水準まで下げ幅を広げる場面もみられた。 ただし、-3σまで下げたことで、いったんは売られ過ぎによるショートカバーを誘う動きが意識される形となり、ランチライム以降は3万7000円~3万7200円処のレンジを継続。後場中盤辺りにこの水準を上抜けると、終盤にショートカバーとみられる動きが優勢になり、3万7360円まで下げ幅を縮めた。 米国の関税引き上げや為替市場での円高進行に加え、米政権がウクライナへの軍事支援をすべて停止する方針を示したと伝わり、リスク回避姿勢が強まった。トランプ米大統領は、4日からメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を発動させる方針だが、カナダのトルドー首相が3日、報復関税の実施を宣言したと報じられており、大規模な貿易戦争が各国経済に悪影響をもたらすことになろう。 また、3日の米国市場では2月の米ISM製造業景況指数が予想を下回ったことも重荷となっていた。今週は5日に2月のISM非製造業景況指数、2月のADP雇用統計、6日に1月の卸売売上高、7日に2月の雇用統計の発表を控えており、積極的なロングの動きは期待しづらい。 なお、米国では4日、トランプ大統領が施政方針演説を行う予定である。SNSで「明日の夜は大きな出来事になる。ありのままを語る」と投稿しているようだ。日本時間では明日の昼頃からヘッドラインが伝わってくると考えられ、ランチタイム辺りから思惑的なトレードが入りやすいとみておきたい。ポジティブな内容は期待しづらく、先回り的にショートを仕掛けてくる動きがありそうだ。 NT倍率は先物中心限月で13.78倍に低下した。一時13.70倍で下げる場面もみられており、昨年8月6日につけた13.65倍に接近してきた。同水準を割り込んでくるようだと、2023年9月下旬につけた13.55倍が射程に入ることで、一段とNTショートに振れやすくなりそうだ。ただし、-3σまで下げてきているため、短期的にはNTショートを巻き戻す動きも入りやすいところである。 手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万3862枚、ソシエテジェネラル証券が2万3703枚、サスケハナ・ホンコンが9212枚、SBI証券が4719枚、JPモルガン証券が4248枚、バークレイズ証券が4092枚、ゴールドマン証券が3772枚、野村証券が2159枚、日産証券が1745枚、みずほ証券が1695枚だった。 TOPIX先物は、ABNクリアリン証券2万7738枚、ソシエテジェネラル証券が2万1983枚、バークレイズ証券が8059枚、JPモルガン証券が4467枚、ゴールドマン証券が3312枚、ビーオブエー証券が2274枚、みずほ証券が2193枚、SBI証券が1518枚、野村証券が1220枚だった。 株探ニュース
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