国内市場は売り買い交錯か。2025年7月限で200円安〜200円高程度を想定 する。海外原油が安値から切り返して引けたことや、最近の円高が一服したことが国内 市場を支えそうだが、米国の関税政策を巡る不透明感が上値を抑えそうだ。円相場は 1ドル=149円後半で推移。 ラトニック米商務長官によると、米国は5日にもメキシコやカナダに対する関税を縮 小する可能性があるという。米国は両国に対する25%の関税を4日に発動したが、ラ トニック米商務長官と対話したカナダやメキシコの当局者は努力する態度を示してお り、トランプ米大統領が配慮する余地があるという。米国が始めた関税戦争は激化する 傾向にあるものの、米国の経済的な被害も広がるリスクがあり、カナダやメキシコだけ でなく、米国も落とし所を探そうとしているようだ。関税戦争を巡る経済的なリスクが 後退するなら、原油相場は戻りを試すだろう。ただ、米国の関税引き上げに中国は全面 的に対抗する構えであり、不透明感は根強い。なお、本日から中国では全国人民代表大 会が始まる。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】09:30 国際収支 2024年10-12月期(連邦統計局) 【経済】09:30 小売売上高 2025年1月(連邦統計局) ◆ 日本 ◆ 【経済】08:30 労働力調査(失業率) 2025年1月(総務省) 【経済】08:30 一般職業紹介状況(有効求人倍率) 2025年1月(厚生労働省) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】19:00 雇用統計 2025年1月(EUROSTAT) ◆ 南アフリカ ◆ 【経済】18:30 国内総生産 2024年10-12月期(南アフリカ統計局) ◆ アメリカ ◆ 【工業】3/5 06:30 週間石油統計(API) MINKABU PRESS
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