ゴム午前=軟調、上海安を嫌気し8月限は一時353.1円まで下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、軟調。寄り付きでは、上海夜間が大幅安となったことを受けて、
売りが先行した。中場に入っても日中取引の上海ゴムが、安値圏で推移していることか
ら、売り物がちの展開となっている。活発限月の8月限は、一時353.1円まで下落
した。TSR20は、出来ず。

 午前11時47分現在のRSS3号は前営業日比8.8〜4.5円安。活発限月の8
月限は同6.3円安の354.9円、期先26年2月限は出来ず、推定出来高は238
枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは下値模索か】
 上海ゴムの軟調地合いとなっている。中心限月の5月限は、2月21日に1万823
0元まで上昇したが、その後、一転して売りが先行し、4日の夜間取引では、一時1万
7285元まで下落した。今日の日中取引でも安値圏での取引が続いている。
 一段安となった場合、2月10日の安値1万7200元が最初の関門になる。同水準
を割り込むと、節目の1万7000元や2月5日の安値1万6825元を意識した展開
にりそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りが先行し、3.6
〜2.3セント安で推移している。
 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比450元安の1万7320元で推移している。

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