[今日の視点]貴金属=金が急落、現物安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が急落して寄り付く見通し。金はドル建て現物相場の下落や円高を受け
て売り優勢となろう。銀は円高を受けて売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PG
M)はプラチナが円高を受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は10.39ドル安
の2910.91ドル、銀が2セント高の3261セント、プラチナが2.12ドル高
の967.70ドル、パラジウムは1.70ドル安の941.74ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=147.94/96円で、前営業日の
大引け時点から0.84円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万3935円前後、銀は151.5円前後、プラチナ
は4550円前後、パラジウムは4500円前後。
【NY金はドル安が支援】
 金はきのうの海外市場では、欧州中央銀行(ECB)理事会後のドル安を受けて押し
目を買われた。
 金は欧州中央銀行(ECB)理事会後のドル安が支援要因になった。ECB理事会で
は、主要政策金利の預金金利を0.25%引き下げ2.5%とした。インフレ鈍化と成
長減速を踏まえた決定となる。ラガルドECB総裁は理事会後の会見で、金利の方向性
は下向きとする従来の指針を繰り返し表明することは避け、利下げと据え置きの双方の
可能性があると強調した。発表後に独債券利回りが上昇し、ユーロ高に振れた。一方、
トランプ米大統領は、今週発動したメキシコとカナダに対する25%の関税について、
米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)対象の製品に関しては4月2日まで関税を免
除すると表明した。米大統領は、鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げ計画には変更はな
いとした。
 銀はきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。欧州中央銀行(ECB)理事会後に
ドル安に振れた。利下げが決定されたが、4月の次回会合で利下げを一時停止する可能
性が示唆された。一方、トランプ米大統領は、今週発動したメキシコとカナダに対する
25%の関税について、米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)対象の製品に関して
は4月2日まで関税を免除すると表明した。貿易戦争の行方も焦点である。
<今日の予定>
・中国貿易収支 2025年2月(税関総署)
・独製造業受注 2025年1月(経済技術省)
・ユーロ圏域内総生産 2024年10-12月期確報(EUROSTAT)
・米雇用統計 2025年2月(労働省)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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