大豆週間展望=シカゴ大豆は強弱材料が交錯するなかもちあいか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [3月10日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            3月3日 〜3月7日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000    0
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<シカゴ>6日終値  前週末比  |<主要統計データ> (2月27日まで)
      25/3 1,014.00  +2.50   |輸出検証高:69万5,158トン
      25/5 1,027.25  +1.50  |輸出成約高:40万7,800トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 147.50円  前週末比 2.49円の円高
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【前週のレビュー】シカゴ大豆は米国産大豆の作付け面積縮小見通しが下支え要因とし
た。
【シカゴ大豆は報復関税による輸出低迷警戒感で今年の安値を更新】
 シカゴ大豆は米トランプ政権による中国への追加関税発動とこれを受けた中国による
米国産農産物への報復関税を受けて輸出低迷に対する警戒感が強まり、今年の安値を更
新するまで値を崩した。しかし、トランプ政権による対メキシコ関税発動が延期される
など関税政策に大幅な修正が見られたことがトランプ政権による関税政策懸念を和らげ
たうえ、米国の弱気な経済指標や米景気不安を受けたドル安で値を戻している。
 南米産地では、ブラジル中部では慈雨が続く一方、南部では高温乾燥となっているこ
とに加え、アルゼンチンでは降雨が続き洪水発生リスクが高まっている。
 米政府による対中国追加関税とこれに対する報復措置、という懸念はくすぶるもの
の、価格下落によって弱材料を織り込み感が強いため、強弱材料に挟まれてのもちあい
が想定される。11日に米農務省(USDA)から月例需給報告の発表があり、少なか
らず影響があるとみられる。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
10日 国際収支(経常収支) 2025年1月(財務省)
    独貿易収支 2025年1月(連邦統計庁)
    独鉱工業生産指数 2025年1月(経済技術省)
       米週間穀物輸出検証高(USDA)
11日 国内総生産 2024年10-12月期2次速報(内閣府)
       世界穀物・需給報告(USDA)
      米国産穀物・需給報告(USDA)
12日 企業物価指数 2025年2月(日本銀行)
    米消費者物価指数 2025年2月(労働省)
    米財政収支 2025年2月(財務省)
    政策金利発表(カナダ銀行)
13日 ユーロ圏鉱工業生産 2025年1月(EUROSTAT)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米生産者物価指数 2025年2月(労働省)
       米週間穀物輸出成約高(USDA)
14日 独消費者物価指数 2025年2月確報(連邦統計庁)
    英貿易収支 2025年1月(国立統計局)
    英鉱工業生産指数 2025年1月(国立統計局)
    米消費者信頼感指数 2025年3月速報値(ミシガン大)
    建玉明細報告(CFTC)

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