[本日の見通し]ゴム=売り物がちの展開、活発限月の8月限は戻り売りか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、売り物がちの展開となりそうだ。寄り付きでは、上海夜間
が小動きとなったうえ、ドル・円も夜間取引の引けと大きなかい離がみられないことか
ら、手掛り材料難となり、夜間取引と同値圏で推移した。ただ、その後は、徐々に売り
が優勢となっている。

 今日のJPXゴムRSS3号は、売り優勢で推移しそうだ、活発限月の8月限は、1
1日に325.3円まで急落し、一代の安値を更新した。同日の日足が下ヒゲの長い陰
線となったことから、その後、戻り場面となった。
 ただ、積極的に買うような材料は見当たらない。金融・商品市場は、トランプ米大統
領の関税に対する発言で右往左往しており、腰を据えてポジションを作るような場面で
はない。また、米国にスタグフレーション(不況下でのインフレ)懸念も出ており、戻
りは売りが出やすとみる。JPXゴムRSS3号も戻り叩かれるとみられ、活発限月の
8月限は、345〜350円前後では売り圧力が強いとみる。
 午前9時34分時点の円相場は1ドル=148.34円付近で推移している。

 午前9時34時点のゴムRSS3号活発限月の8月限は同1.1円安の342.1
円。今日の日中、予想される6月限のレンジ335.0〜350.0円前後。

 今後一週間先までのRSS3号8月限の予想レンジは320.0〜360.0円。
テクニカルからの下値支持線は325.3円(3月11日安値)、上値抵抗線は35
0.0円(節目)。

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