ゴム午前=総じて軟調、上海安などを嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間が小動きとなったうえ、ド
ル・円も夜間取引の引けと大きなかい離がみられないことから、手掛り材料難となり、
夜間取引と同値圏で推移した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムがやや売り優勢とな
ったことから、徐々に地合いを緩める限月が目立った。TSR20は、出来ず

 午前11時25分現在のRSS3号は前営業日比5.0円安〜2.2円高。活発限月
の8月限は同4.3円安の338.9円、期先26年2月限は同5.0円安の343.
4円、推定出来高は234枚(前日夜間取引含む)。

【8月限は345円で失速】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、総じて売りが先行している。活発限月の8月限
は、11日に325.3円まで下落後、戻り場面となっていたが、345.0円で戻り
いっぱいとなり、340.0円前後まで下落している。
 テクニカル的には、一目均衡表の転換線が345.3円に位置しており、同線が抵抗
となったようだ。また、2月21日の高値379.3円から3月11日の安値325.
3円まで下落の38.2%戻しが345.9円であり、345円前後で強い抵抗になり
そうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りが優勢となり、
1.4〜1.2セント安で推移している。
 上海ゴムは夜間取引の軟調な展開となっている。午前11時00分現在、指標限月の
2025年5月限は、前営業日比36元安の1万7155元で推移している。

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