−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/03 450.00 459.25 450.00 453.50 + 4.75 2025/05 461.50 470.00 459.50 465.25 + 4.50 2025/07 467.50 476.50 466.25 472.25 + 4.75 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 383,727 493,701 1,845,738 (+ 15,803) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(3月6日までの週) コーン:98万0700トン(事前予想レンジ:90万〜170万トン) 小 麦:86万6000トン(事前予想レンジ:20万〜 60万トン) *米気象庁発表の6−10日予報(3月19日−3月23日) コーンベルト西部の気温は平年並。雨量は平年並〜平年を上回る。 コーンベルト東部の気温は平年を上回る、雨量は平年を上回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは反発。前日比は2.75〜4.75セント高。5月限は4.50セント高の 465.25セント。 乾燥に見舞われた影響からアルゼンチンの生産量がこれまで予想されていた量を下回 るとの見方が広がったことに加え、ブラジルではサフリーニャコーンの生育期を迎える なか主要生産国のリオグランデドスル州で乾燥が続いていることが買いを支援した。 また、ドル安傾向や小麦の堅調も強気材料となった。 5月限は461.50セントで取引を開始。その後、しばらくもちあった後に浮上し 欧州の時間帯終盤には465セント前後まで値を伸ばした。シカゴの時間帯を迎えると 急速に浮上し470セントの高値を付けたが、強気な輸出を消化した後は引けにかけて 値位置を落としたが、465セント台は維持して引けを迎えた。 米農務省(USDA)が発表した3月6日までのコーン週間純輸出成約高は98万 0700トンで前週の96万1100トンをやや上回った。 今年度の累計純輸出成約高は5053万4800トンで、前年同期の4051万 0900トンをおよそ25%上回っている。 アルゼンチンのロザリオ貿易委員会(Rosario Board of Trad e)は25年のアルゼンチンのコーン生産量見通しを、米農務省(USDA)が月例需 給報告で示した5000万トンを下回る4450万トンとした。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> リオグランデドスル州では高温乾燥が続いており、穀物の作柄は劣に近い状態にあ る。17日にかけて散発的な降雨となるが、15日までは気温は平年以下〜平年並が見 込まれるものの、16〜17日は平年を上回る見通しであり、高温による影響が懸念さ れる。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 前線の停滞により南部、中部では降雨が続いている。前線は今後ゆっくりと北上する 見通しだが、速度が遅いため引き続き降雨になると見られる。ただ、中部産地東側では 17日の週は少雨傾向が見込まれ、サフリーニャコーンは高温乾燥によるストレスを受 ける見込み。一方の西側は慈雨に恵まれ良好な作柄を保つと見られる。 <アルゼンチン全域> 今週は中部を中心に前線の接近に伴う降雨が見られたが、17日の週は全体的に少雨 傾向になると予想される。また気温は今後数日は穏やかながら17日以降は上昇し、穀 物にストレスを与える可能性がある。ただ、3月前半に降雨となったことで、長期化し なければ高温乾燥による穀物への影響は限られそうだ。 シカゴ小麦は反発。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が前週を大幅に上 回ったことが買い支援要因となった。2月からロシアは小麦の輸出割当量を大幅に引き 締めているが、その影響が米国の輸出増に繋がった可能性やこれを受けて今後の輸出増 への期待も買いを促す要因となった。 期近の主要限月5月限は前日比8.50セント高の562.50セント。 今日の材料 ・ブラジルリオグランデドスル州では高温乾燥が続き作柄の低迷が警戒される。 ・ブラジル産地中部は降雨に恵まれ良好な生育環境を維持。 ・アルゼンチン産地では少雨傾向が続くも3月上旬の降雨の後で作柄悪化リスクは 低下。 ・USDA発表の3月6日までのコーン週間純輸出成約高は98万0700トンで 前週の96万1100トンをやや上回る。 MINKABU PRESS
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