[今日の視点]貴金属=続伸、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高と円安を受けて買い優
勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を受けて
堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は51.26ドル高
の2988.66ドル、銀が85セント高の3389セント、プラチナが17.60ド
ル高の995.00ドル、パラジウムは10.86ドル高の964.09ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=147.91/93円で、前営業日の
大引け時点から0.24円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万4285円前後、銀は160.0円前後、プラチナ
は4610円前後、パラジウムは4500円前後。
【NY金は貿易戦争に対する懸念や予想以下の米PPIが支援】
 金はきのうの海外市場では、貿易戦争に対する懸念や予想以下の米生産者物価指数
(PPI)を受けて買い優勢となった。
 金は貿易戦争に対する懸念や予想以下の米生産者物価指数(PPI)が支援要因にな
り、史上最高値2988.39ドルを付けた。トランプ米大統領は、欧州連合(EU)
が米国産ウイスキーへの課税措置を撤廃しなければ、EUから輸出されるワインやシャ
ンパンなど全てのアルコール製品に200%の関税を課すと表明した。また4月2日に
全ての貿易相手国に対し相互関税を課す計画を変える考えはないと言明した。一方、2
月の米PPIは前月比で横ばいだった。市場予想は0.3%上昇。横ばいとなるのは、
2024年7月以来、7カ月ぶり。
 ロシアのプーチン大統領は、ロシアはウクライナとの停戦に向けた米国の提案に同意
するとしつつも、いかなる停戦も紛争の根源的な要因を排除した上で恒久的な平和につ
なげる必要があるとし、多くの事項で詳細を詰めなければならないと述べた。ウクライ
ナのゼレンスキー大統領は、米国が提示しウクライナが受け入れた30日間の停戦案に
ついて、プーチン大統領は拒否しようとしている可能性があるとの見方を示した。

 銀はきのうの海外市場では、予想以下の米生産者物価指数(PPI)や金堅調を受け
て買い優勢となった。
【NYプラチナは予想以下の米PPIや金堅調が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、予想以下の米生産者物価指数(PPI)や金堅調
を受けて押し目を買われた。
 プラチナは予想以下の米生産者物価指数(PPI)や金堅調が支援要因になった。2
月の米PPIは前月比で横ばいだった。一方、トランプ米大統領は、欧州連合(EU)
が米国産ウイスキーへの課税措置を撤廃しなければ、EUから輸出されるワインやシャ
ンパンなど全てのアルコール製品に200%の関税を課すと表明したことは上値を抑え
る要因である。関税の交渉の行方を確認したい。
 米上院民主党トップのシューマー院内総務は、同党として共和党のつなぎ予算案を阻
止することも辞さないとした警告を取り下げた。米連邦政府機関の閉鎖が回避されるか
どうかも確認したい。
<今日の予定>
・独消費者物価指数 2025年2月確報(連邦統計庁)
・英貿易収支 2025年1月(国立統計局)
・英鉱工業生産指数 2025年1月(国立統計局)
・米消費者信頼感指数 2025年3月速報値(ミシガン大)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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