<大豆> シカゴ大豆5月限は2月下旬に軟化した。1000セントを割り込んだところで買い 戻されたものの、1030セント台まで値を伸ばすと売り直され、その後は1020セ ントを上値抵抗線とする足取りが続いている。 米国が中国からの輸入品に対する関税を引き上げると、中国が米国からの輸入する農 産物に対する報復関税を発表するなど、米中貿易戦争が激化の様相を呈している。 中国は米国にとって重要な大豆輸出先だけに、この貿易戦争激化に伴う米国の輸出低 迷が警戒される。 ブラジル、アルゼンチンでは乾燥により生産量がこれまでの予想を下回る可能性も浮 上しているが、輸出低迷による米国内需給緩和懸念が重石となるなか引き続き1000 〜1020セントを中心としたレンジ内での高下となりそうだ。 <コーン> シカゴコーン5月限は2月19日に518.75セントの高値を付けた後は急落に転 じ3月4日に442.50セントまで値を落とした。その後は買い戻す動きが見られて いるものの、480セントに近づくと売り直される頭の重さを窺わせる足取りとなって いる。 米中貿易戦争による米コーン輸出への影響は限られるが、一方でトランプ政権はカナ ダ、メキシコ、欧州連合(EU)、中国など他諸国に対して輸入関税の引き上げを発表 しており、これが米国の輸出を抑制すると根強く懸念されている。 また、大豆との比価から今春の米国のコーン作付面積の拡大が見込まれているうえ、 米農務省(USDA)月例需給報告では予想に反して24/25年度の米期末在庫量が 据え置かれたことも重石になっている。 これまでのところ、米国のコーン輸出は好調を維持しているうえ、ブラジル(伯)で はサフリーニャコーンの生育期を迎えるなか、リオグランデドスル州で高温乾燥が伝え られている。 これらの要因はコーン市場にとって買いを支援する要因だけに、シカゴコーンが強含 む可能性はあるが、米中貿易戦争とトランプ関税の見通し不透明感が上値抑制要因とな ろう。11日の高値477.50セントが抵抗線。470セント台前半〜15日間移動 平均線が通る473.75セントでは戻り売りが待ち受けると予想。 <小豆> 取組はゼロの状態が続いている。依然として手出し難。 MINKABU PRESS
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