ゴム週間展望=目先は自律反発、ただし下値を試しやすい環境は続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [3月17日からの展望]
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     週間高低(カッコ内は日付)         3月10日〜3月14日
<国内>         始 値     高 値       安 値      帳入値     前週比
 25年8月限       350.0      350.2(10)    325.3(11)    349.7      0.0
 RSS先限      354.0      354.0(10     340.5(14)     340.5     - 21.5
 TSR20    293.0      293.0(10)    289.0(13)    292.0     -  6.0
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 148.66円  前週末比 1.16 円安
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 【前週までのレビュー】二転三転するトランプ米政権による関税賦課の動きや米国経
済にスタグフレーション懸念が広がっていることを嫌気して、下値を模索する展開にな
るとみた。
【売りが先行】
 JPXゴムRSS3号は、軟調な相場となっている。活発限月の8月限は、トランプ
米大統領の関税賦課を振りかざした通商政策を嫌気して、5日から5日連続陰線とな
り、11日には325.3円まで下落し、一代の安値を更新した。いまのゴム相場は、
ゴム独自の材料ではなく、二転三転するトランプ米政権による関税賦課の動きを背景に
マーケット全体に広がっている透明感が売りを誘っている。また、これまで中国との報
復関税合戦が注目されていたが、欧州連合(EU)やカナダにも広がっている。加え
て、米国経済はスタグフレーション懸念が強まっている。直近の下げが急激なため、目
先、自律反発はあろうが、引き続き、JPXゴムRSS3号は、下値を試しやすいとみ
る。
【中国の根強いデフレ懸念】
 9日、中国国家統計局が発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.
7%低下となった。同国のCPIがマイナスに転じたのは、2024年1月以来のこ
と。2月がマイナスとなった背景には、昨年の春節が2月だったのに対し、今年は1月
から2月にかかったことから春節需要が1月と2月に分散、2月の物価上昇を抑えたこ
とが挙げられる。
 ただ、2月までの年初来で比較しても前年同期比で0.1%低下となっている。ま
た、品目別でみても、耐久財価格の下落が目立っており、中国のデフレ懸念は根強い。
世界最大の天然ゴム消費国の中国がデフレに陥れば、天然ゴム価格は下押しされるだろ
う
【上海ゴムはレンジから下放れに注意】
 上海ゴムの中心限月の5月限は、1万7000〜1万8000元台前後のレンジ相場
となってきた。5月限は、2月21日に一時1万8230元まで上昇し、終値ベースで
も1万8060元となり、1万8000元を上抜いた。ただ、買いは続かず、1万80
00元突破がダマシとなり、3月11日に1万6925元まで水準を引き下げる場面が
あった。だが、同水準では下げ渋りをみせた。現状、1万7000〜1万8000元台
前後のレンジ相場を形成している。ただ、米中通商問題が一段と深刻化すれば、レンジ
から下放れの可能性が高まる。その場合は、1月7日の安値1万6370元を目指すと
みる。
【東京ゴム活発限月の8月限のテクニカル要因】
 ゴムRSS3号の活発限月の8月限は、売りが先行した。2月からの値動きをみる
と、2月3日には391.0円まで上昇したが、同水準で上値を抑えられると、一転し
て売りが先行。5日に390円を割り込むと、12日は361.5円まで水準を引き下
げた。その後は370〜380円前後でのレンジ相場となっていたが、25日に終値ベ
ースで370円を割り込むと、27日には355.3円まで下落した。3月3日に36
5.3円まで戻したものの買いは続かず、上海安や円高に加え、米国を起点とした世界
的な報復関税の応酬となると、5日から5連続陰線となり、11日に325.3円まで
下落し、一代の安値を更新した。その後の戻りも345.0円までとなっている。
 下攻めとなれば、節目の330円が最初の関門。同水準を下抜くと、3月11日に付
けた一代の安値325.3円を試そう。安値更新となれば、節目の320円を意識した
展開になる。一方、反発するようなら、13日の高値345.0円がポイントになる。
同水準を上抜くと、節目の350.0円や355.0円を目指そう。
【今週の注目ポイント】
 引き続き、トランプ関税に注目したい。マーケットは、トランプ政権からの発せられ
る関税に対するコメントから、右往左往している。これまで中国との報復関税合戦が注
目されていたが、EUやカナダも同様の展開となってきた。米国を起点に世界的な報復
関税合戦が一段と深刻化すれば、JPXゴムRSS3号の売り圧力が強まだろう。
【相場予想レンジ】
 3月17〜21日のJPXゴムRSS3号8月限の中心レンジ予想は330〜350
円。テクニカルの支持線は325.3円(3月11日安値)、抵抗線は345.0円
(3月13日高値)。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
17日 中国住宅価格指数 2025年2月(国家統計局)
    中国小売売上高 2025年2月(国家統計局)
    中国鉱工業生産 2025年2月(国家統計局)
    米小売売上高 2025年2月(商務省)
    米製造業景況指数 2025年3月(ニューヨーク連銀)
    米企業在庫 2025年1月(商務省)
18日 日銀金融政策決定会合(19日まで)
    ユーロ圏貿易収支 2025年1月(EUROSTAT)
    独景況感指数 2025年3月(ZEW)
    米住宅着工・許可件数 2025年2月(商務省)
    米輸出入物価指数 2025年2月(労働省)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2025年2月(FRB)
    米連邦公開市場委員会(FRB、19日まで)
19日 機械受注 2025年1月(内閣府)
    貿易収支 2025年2月速報(財務省)
    ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
    日銀総裁記者会見
    ユーロ圏消費者物価指数 2025年2月確報(EUROSTAT)
    米FOMC声明文公表(FRB)
    対米証券投資 2025年1月(財務省)
20日 ●春分の日
    英雇用統計 2025年2月(国立統計局)
    政策金利公表(英中銀)
    政策金利公表(スイス国立銀行)
    政策金利公表(南アフリカ準備銀行)
    米経常収支 2024年10-12月期(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米製造業景況指数 2025年3月(フィラデルフィア連銀)
    米中古住宅販売統計 2025年2月(全米不動産協会)
21日 ●南ア(人権記念日)
    消費者物価指数 2025年2月(総務省)
    上海ゴム在庫(上海期貨交易所)
    ユーロ圏国際収支 2025年1月(ECB)
    建玉明細報告(CFTC
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