NY株式14日(NY時間16:20)(日本時間05:20) ダウ平均 41488.19(+674.62 +1.65%) S&P500 5638.94(+117.42 +2.13%) ナスダック 17754.09(+451.08 +2.61%) CME日経平均先物 37410(大証終比:+550 +1.47%) きょうのNY株式市場、ダウ平均は急反発。警戒されていた米債務上限問題のつなぎ予算の失効を本日迎えるが、民主党のシューマー上院院内総務が、トランプ政権の新たなつなぎ予算案に賛成する意向を明らかにし、政府機関の一部閉鎖は回避される見通しとなった。9月末まで延長される。 米経済への先行き不安は依然として根強いものの、本日は安堵感が広がっていた模様。また、新たな関税のニュースが無かったこともサポートしたのかもしれない。ニュースが無いのが良いニュース。 ただ、一時伸び悩む場面も見られた。この日発表の3月調査のミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回る内容となり、景気の先行き懸念を増幅する内容だった。一方、インフレ期待が予想を上回る高水準に上昇し、スタグフレーション的な内容ではあった。 米株式市場は、トランプ大統領によるオン・オフを繰り返す関税政策が不透明感と市場のボラティリティを高めている。S&P500は前日に、高値から10%超下落する、いわゆるテクニカルな調整局面に一時入った。ただ、一部からは、過去のデータからは、S&P500が調整局面入りした場合、意外にもその後は買い戻されることが多いとの指摘も出ていた。 アメックス<AXP>が上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を265ドルに設定した。 サイバーセキュリティのルーブリック<RBRK>が決算を受け大幅高。売上高が予想を上回ったほか、サブスクリプションの年ベース経常収益(ARR)も予想を上回った。 フィットネス機器を手掛けるペロトン・インタラクティブ<PTON>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を10ドルとした。 光ファイバー・ネットワーキング製品のアプライド・オプトエレクトロニクス<AAOI>が急伸。アマゾン<AMZN>に対して、795万株を上限とする普通株購入を認めるワラントを発行した。 廃棄物処理のラディウス・リサイクリング<RDUS>が急騰。前日引け後に日本の豊田通商<8015>の米国子会社が全株式を1株30ドルで買収することで合意した。前日終値の119%高い水準。 バイオ医薬品のアルティミュン<ALT>が大幅高。同社が投資銀行のセンタビューと戦略的見直しを進めているとの憶測を耳にしたと英ニュースサイトが伝えた。 通信インフラを主とした不動産投資信託(REIT)のクラウン・キャッスル<CCI>が大幅高。EQTファンドおよびザヨ・グループと、それぞれが同社のファイバー事業の別部分を合計85億ドルで買収することで合意した。 バイオ医薬品のアルティミュン<ALT>が大幅高。同社が投資銀行のセンタビューと戦略的見直しを進めているとの憶測を耳にしたと英ニュースサイトが伝えた。 美容製品販売のアルタ・ビューティ<ULTA>が決算を受け大幅高。スティールマン新CEOが「貿易戦争への影響はほとんどない」と述べたことがサポート。 アメックス<AXP> 265.63(+9.20 +3.59%) ルーブリック<RBRK> 70.64(+15.36 +27.79%) ペロトン<PTON> 7.05(+0.98 +16.14%) アプライド・オプトエレクトロニクス<AAOI> 22.11(+6.24 +39.32%) ラディウス<RDUS> 27.81(+14.15 +103.59%) クラウン・キャッスル<CCI> 103.22(+9.70 +10.37%) アルティミュン<ALT> 5.92(+0.72 +13.85%) アルタ・ビューティ<ULTA> 357.48(+43.01 +13.68%) アップル<AAPL> 213.49(+3.81 +1.82%) マイクロソフト<MSFT> 388.56(+9.79 +2.58%) アマゾン<AMZN> 197.95(+4.06 +2.09%) アルファベットC<GOOG> 167.62(+2.89 +1.75%) テスラ<TSLA> 249.98(+9.30 +3.86%) メタ<META> 607.60(+17.49 +2.96%) AMD<AMD> 100.97(+2.86 +2.92%) エヌビディア<NVDA> 121.67(+6.09 +5.27%) イーライリリー<LLY> 813.48(+11.83 +1.48%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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