前週は330〜350円水準にコアレンジを切り下げる展開になった。安値は32 5.30円となり、昨年8月以来の安値を更新した。引き続き通商問題の織り込みが中 心テーマになっている。3月12日にトランプ米政権は鉄鋼とアルミに対する関税を発 動した。通商環境の不安定化が世界経済の減速懸念を高めていることが、ゴム相場の上 値を圧迫している。産地は減産期のピークを迎えているが、産地相場主導の値上がりも 見られなかった。ただし、急激な円高が一服したこと、過熱感の高まりを受けて、安値 からは大きく切り返す不安定な地合になった。 今週も上値の重い展開が続きやすい。引き続き通商問題の消化が求められる。4月に は自動車関税、相互関税の発動も予定されており、値頃感から買いを入れることは難し い状況にある。特に株価急落といった動きがみられると、改めて330円割れを打診し よう。過熱感も強いため自立反発的な動きも増えてきやすいが、中国政府がサプライズ 感の強い景気刺激策を打ち出す、通商環境の急激な改善がみられるといった動きがみら れなければ、戻り売り優勢の展開が維持されよう。 予想レンジは325〜355円。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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