前週は戻り売り優勢の展開になった。安値修正の形でトウモロコシ相場は一時 477.50セントまで切り返したが、戻り売りで450セント台後半まで下落してい る。改めて通商リスクを織り込む動きが優勢になっている。トランプ米政権の関税政策 を巡って、米国と各国との関係が急激に悪化しており、米国産穀物の輸出環境に不透明 感が高まっている。アルゼンチンの天候リスクで買いが膨らむ場面も見られたが、一時 的だった。大豆も1030セント水準で抵抗を受け、1010セント台中盤まで軟化し ている。米農務省(USDA)需給報告はあまり材料視されなかった。 今週は戻り売り優勢の展開が続きやすい。引き続き通商環境に対する警戒感が強く、 上値を抑えられやすい。今週は特に新たな関税発動などは予定されていないが、不安定 な通商環境が米国産穀物輸出の停滞を促す展開が続きやすい。特に4月の相互関税への 警戒感も高まると、一段と上値を圧迫されやすくなる。トウモロコシ需給は引き締まっ ているが、450セント水準を維持できるかの目線に留まろう。南米の天候リスクを手 掛かりとした買いには一服感がある。 予想レンジは、トウモロコシが445〜470セント、大豆が985〜1030セン ト。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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