前週は3000ドル台に乗せ過去最高値を更新した。引き続きトランプ米政権の通商 政策に対する警戒感は強い。3月12日には鉄鋼とアルミに対する関税が発動した。こ れを受けて欧州連合(EU)とカナダは報復措置を打ち出しており、通商環境がさらに 不安定化するリスクが警戒された。実体経済の減速懸念も強く、安全資産に対する投資 ニーズが高まり続けている。米金利、ドルの値動きは安定しなかったが、金上場投資信 託(ETF)買いの動きも強かった。 今週も押し目買い優勢の展開が想定される。3000ドル到達で短期的な目標達成感 はあり、調整売りが膨らむリスクは高まる。一方で、3000ドルに乗せたことで、 2900ドル台に対する割高感は急速に薄れており、押し目では早めに買いが膨らむ見 通し。4月には相互関税の発動も予定されとえり、安全資産である金に対する投資ニー ズが大きく損なわれる環境にはない。18〜19日の米連邦公開市場委員会(FOM C)がイベントリスクになるが、金相場に対する影響は限定されよう。 予想レンジは2970〜3030ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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