貴金属は、総じて続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがまちまちの値動きとなろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は5.64ドル高の 2990.00ドル、銀が9セント安の3382セント、プラチナが0.07ドル高の 993.41ドル、パラジウムは3.94ドル安の964.52ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=148.60/62円で、前営業日の 大引け時点から0.06円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万4375円前後、銀は162.0円前後、プラチナ は4635円前後、パラジウムは4500円前後。 【NY金は独財政改革パッケージ合意で一代高値を更新】 金は前週末の海外市場では、ドイツの財政改革パッケージ合意を受けて史上最高値を 更新したのち、インフレ警戒感を受けて上げ一服となった。 金はドイツの財政改革パッケージ合意が支援要因になり、史上最高値3004.30 ドルを付けた。ドイツの次期首相候補のメルツ・キリスト教民主同盟 (CDU)党首 は、防衛・インフラ支出のための財政改革パッケージを巡り、緑の党と合意に達した。 一方、3月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は57.9と、前月の64.7から 大幅に悪化し、約2年半ぶりの低水準となった。市場予想は63.1だった。1年先期 待インフレ率は4.9%に上昇した。5年先は3.9%と1993年序盤以来の高水準 となった。前月はそれぞれ4.3%、3.5%だった。インフレ警戒感が金の上値を抑 える要因になった。 米上院は、共和党がまとめたつなぎ予算案を可決した。これによって政府機関の閉鎖 は期限の深夜を数時間後に控え、回避された。民主党のシューマー上院院内総務をはじ め、一部の民主党議員が賛成に回ったことで、つなぎ予算案は最終採決にこぎ着けた。 年度末の9月30日までの期間について予算が確保された。 トランプ米大統領は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する大規模な軍事攻 撃を指示した。トランプ氏は、イランにもフーシ派への支援を直ちに停止するよう警告 した。今回の攻撃は、紅海やアデン湾などでフーシ派が繰り返す商船攻撃への報復措置 で、中東での軍事作戦としては、第2次トランプ政権発足後で最大規模。一方、イスラ エル軍は、パレスチナ自治区ガザ北部のベイトラヒヤなどを空爆した。イスラエル軍 は、ドローン(無人機)を操作する2人をベイトラヒヤの部隊に脅威を与える「テロリ スト」と認定して攻撃したと発表した。イスラム組織ハマスは、イスラエルが停戦合意 をほごにしようとしていると非難した。 銀は前週末の海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナは前週末の海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。ドイツで財政改革パッケージで合意 した。ただ3月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は大幅に悪化し、約2年半ぶり の低水準となった。一方、中国国務院は声明で、国民の所得押し上げによる消費回復に 向けた措置を講じる、とした。 <今日の予定> ・中国住宅価格指数 2025年2月(国家統計局) ・中国小売売上高 2025年2月(国家統計局) ・中国鉱工業生産 2025年2月(国家統計局) ・米小売売上高 2025年2月(商務省) ・米製造業景況指数 2025年3月(ニューヨーク連銀) ・米企業在庫 2025年1月(商務省) MINKABU PRESS 東海林勇行
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