プラチナ午前=プラチナは小反落、円安や現物の押し目買いが下支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小反落。ドル建て現物相場の下落を受け
て売り優勢で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の押し目を買われたことが
下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが8円安〜3円高、プラチナミニが
10.5円安〜3.0円高、プラチナスポットが32円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが3739枚、プラチナミニが449枚、
プラチナスポットが490枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】
 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になったが、インフレ警戒感を受けて上げ一服
となった。ドイツで財政改革パッケージで合意した。ただ3月の米ミシガン大消費者信
頼感指数速報値は大幅に悪化し、約2年半ぶりの低水準となった。一方、中国国務院は
声明で、国民の所得押し上げによる消費回復に向けた措置を講じる、とした。
 プラチナ先限は夜間取引で2月25日以来の高値4655円を付けたのち、上げ一服
となった。ニューヨーク高と円安が支援要因になった。円相場は1ドル=148円台後
半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の991.20ドルから、押し目を買わ
れた。
 午前11時現在、プラチナは995.18ドル、パラジウムが963.81ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが993.34ドル、パラジウムが968.46
ドル。
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