貴金属は、総じて下落して寄り付く見通し。金は円高を受けて売り優勢となろう。銀 は夜間取引で12月限が上昇した。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨ ーク安と円高を受けて軟調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は4.77ドル高の 3044.59ドル、銀が49セント安の3353セント、プラチナが8.49ドル安 の985.14ドル、パラジウムは16.03ドル安の951.29ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=148.71/73円で、前営業日の 大引け時点から1.24円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万4640円前後、銀は160.0円前後、プラチナ は4590円前後、パラジウムは4600円前後。 【NY金は押し目買い意欲が強い】 金は海外市場では、押し目を買われた。 金は押し目買いが入った。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて手じまい売り が出たが、発表後は押し目を買われた。その後はドル高を受けて戻りを売られたが、貿 易政策の先行き不透明感から押し目を買われた。SPDRゴールドの現物保有高は19 日に2.01トン、20日に1.15トン増加した。 米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の予想通り、フェデラルファンド(F F)金利の誘導目標を4.25〜4.50%に据え置いた。ただ経済減速が見込まれる 中、年内2回の利下げ見通しを維持した。 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、米国との全面的な貿易戦争が起こればユ ーロ圏経済は大打撃を受け、インフレが急上昇する可能性があるとし、解決策は貿易の 統合を強化することだと提言した。欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、 トランプ米政権の鉄鋼・アルミニウム関税に対する第1段階の対抗措置発動を4月中旬 まで延期すると発表した。イングランド銀行(英中銀)は、政策金利を4.5%に据え 置いた。米国の関税政策が原因で貿易を巡る緊張が高まり、国内外の経済に高度の不確 実性があると指摘した。 銀は海外市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)前に手じまい売りが出たこと や、ドル高を受けて売り優勢となった。 【NYプラチナは売り圧力が強い】 プラチナは海外市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)前に手じまい売りが出 たことや、ドル高を受けて売り優勢となった。 プラチナは売り圧力が強く、軟調となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に 押し目を買われる場面も見られたが、欧州時間からのドル高や貿易政策の先行き不透明 感を受けて戻りを売られた。欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、トラン プ米政権の鉄鋼・アルミニウム関税に対する第1段階の対抗措置発動を4月中旬まで延 期すると発表した。米国との交渉の行方を確認したい。 <今日の予定> ●南ア(人権記念日) ・消費者物価指数 2025年2月(総務省) ・ユーロ圏国際収支 2025年1月(ECB) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。