金・銀市況=金は続落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,543    -43    14,645   -27  : 3,024.54    -7.62
銀          159.0   +3.0     159.8  +0.3  : 3,318.00     0.00
プラチナ     4,660     -9     4,587   -16  :   981.68    -6.02
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   963.52   +12.97
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.56   +0.06  ユーロ・ドル相場   1.0843  +0.0007
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【市況】
 金が続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、円安が下支えになった
が、ドル建て現物相場の戻りを売られたことに上値を抑えられた。午後に入ると、円安
一服やドル建て現物相場の下げ一服を受け、もみ合いとなった。銀は夜間取引で12月
限が下落し、日中取引で先限が小幅高となった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが43〜14円安、ゴールドスポットが7円安、銀が
2.1円安〜3.0円高。
 推定出来高は、金が2万2463枚、金ミニが9889枚、ゴールドスポットが
1505枚、銀が2枚。
【金は利食い売りが圧迫もETFにまとまった買い】
 金先限は夜間取引で1万4463円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=149円台半ばから円安に振れた。銀先限は159.8円に上昇
した。
 金は米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、利食い売りが圧迫要因になった。
年2回の利下げ見通しが示され、ドル安に振れたが、ドル高に転じると、利食い売りが
出た。ニューヨーク市場で4月限から6月限への限月移行の商いが進んでいることも下
げ要因である。一方、貿易戦争に対する懸念は下支え要因である。トランプ米大統領は
4月2日に相互関税を発動する方針である。ただ的を絞ったものになると伝えられてお
り、内容を確認したい。また中東ではイスラエルがレバノンからのロケット弾に対する
報復攻撃を行い、停戦合意の行方が危ぶまれている。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下げ一服。前週末の海外市場では、利食い売りが圧迫要因
になったが、売り一巡後は押し目を買われた。アジア市場では、朝方の3025.08
ドルから、3017ドル台で押し目を買われたが、ドル高を受けて戻りを売られた。午
後に入ると、3014ドル台まで下落したのち、下げ一服となった。
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