NY原油市況=小反落、ウクライナが黒海停戦に合意

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/05     69.16       69.68       68.52       69.00        - 0.11
  2025/06     68.74       69.21       68.12       68.60        - 0.06
  2025/07     68.27       68.71       67.70       68.17        - 0.04
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              688,829             1,772,346    ( + 22,716)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/04     228.59    + 2.88
                            2025/05     224.33    + 2.37
         改質ガソリン       2025/04     220.87    + 0.21
                            2025/05     221.41    + 0.48
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は小反落。期近2限月は0.11〜0.06ドル安。その他
の限月は0.04ドル安〜0.02ドル高。
 ロシアとウクライナが黒海の停戦に合意したと米ホワイトハウスが発表したことが重
し。ウクライナのゼレンスキー大統領は、この部分停戦を即時履行すると表明した。ロ
シア政府は、農業製品輸出に関連する銀行や企業の制裁緩和が実行されるなら、黒海停
戦合意を履行すると発表している。
 3月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数が92.9まで低下し、2021年
以来の低水準を更新したことは売り手がかり。内訳の現況指数、期待指数ともに低下し
たが、期待指数の下げが目立った。消費者心理の悪化は、消費下振れに先行する傾向が
ある。
 米国がイランやベネズエラに対する制裁強化を発表していることは支援要因。イラン
産原油の海上備蓄が増加していると伝わっている。
 時間外取引で5月限は堅調に推移し、通常取引開始にかけて69.68ドルまで上げ
た。その後、売りが強まると一時68.52ドルまで下落。ただ、引けにかけては下げ
をほぼ解消した。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。下げ一服後の買い戻しが続いた。
今日の材料
・イラン革命防衛隊、ミサイル備蓄基地を動画で公表
・米原油在庫の市場予想は前週比250万バレル減
・米石油協会(API)が引け後に発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比460万バレル減
・ガソリン在庫は同330万バレル減
・留出油在庫は同130万バレル減
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