修整:大豆週間展望=シカゴは作付け意向面積や相互関税の内容と反応見極め

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [3月31日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            3月24日 〜3月28日
<東京一般>     始 値    高 値   安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000    64,000   64,000     0
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<シカゴ>27日終値  前週末比     |<主要統計データ> (3月20日まで)
      25/5 1,016.75  + 7.00     |輸出検証高:82万2,214トン
      25/7 1,030.50  + 9.00    |輸出成約高:31万6,600トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 150.66円  前週末比 1.16円の円安
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【前週のレビュー】シカゴ大豆は作付意向発表を控えていることもあり、模様眺めの雰
囲気が強まると見られ、期近5月限は1000〜1020セントを中心にした高下が想
定されるとした。
【シカゴ大豆は米中間の貿易戦争激化が上値圧迫要因】
 シカゴ大豆5月限は3月11日以降、おおむね995〜1020セントのレンジ内で
の高下が続いている。
 3月31日に米農務省(USDA)が発表する作付意向面積は、前年比で縮小が見込
まれていることが買い支援要因。反面、米トランプ政権による関税政策に対し中国側が
報復関税を発動するなど、米中間の貿易戦争が激化していることが上値圧迫要因。
 強弱材料が交錯する環境下、ブラジルの輸出が活発化する時期を迎えている。ブラジ
ル産大豆が市場に出回るため、今後の米国の大豆輸出は圧迫される可能性が高く、これ
が上値抑制要因になるとみる。4月2日に発表されるトランプ相互関税の内容、反応の
見極めも必要だが、今後の上げ余地は限られると予想。当面は、1000〜1020セ
ントのレンジ内での高下になるのではないか。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
31日 鉱工業生産指数 2025年2月速報(経済産業省)
    小売業販売額 2025年2月速報(経済産業省)
    中国製造業購買担当者景況指数 2025年3月(中国物流購買連合会)
    中国非製造業購買担当者景況指数 2025年3月(中国物流購買連合会)
    独小売売上高 2025年2月(連邦統計庁)
    独消費者物価指数 2025年3月速報(連邦統計庁)
    シカゴ購買部協会景気指数 2025年3月(シカゴ購買部協会)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    米国産コーン・大豆作付け意向面積(USDA)
 1日 労働力調査(失業率) 2025年2月(総務省)
    短観 概要及び要旨 3月調査(日本銀行)
    中国製造業購買担当者景況指数 2025年3月(財新)
    キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
    ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年3月確報(Markit)
    ユーロ圏消費者物価指数 2025年3月速報(EUROSTAT)
    ユーロ圏雇用統計 2025年2月(EUROSTAT)
    米製造業景況指数 2025年3月(ISM)
 2日 全米雇用報告 2025年3月(ADP)
    米耐久財受注 2025年2月確報値(商務省)
    米製造業新規受注 2025年2月(商務省)
 3日 中国サービス業購買担当者景況指数 2025年3月(財新)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年3月確報(Markit)
    ユーロ圏生産者物価指数 2025年2月(EUROSTAT)
    米貿易収支 2025年2月(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米非製造業景況指数 2025年3月(ISM)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
 4日 ●中国・香港(清明節)
    全世帯家計調査・消費支出 2025年2月(総務省)
    独製造業受注 2025年2月(経済技術省)
    米雇用統計 2025年3月(労働省)
    建玉明細報告(CFTC)
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    ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

*相場表内のシカゴ大豆5月限の前週比を修正。






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