前週は通商リスクの織り込みで3100ドル台に乗せた。トランプ米大統領は自動車 関税を発表したが、4月に更に相互関税の発動が控えていることも警戒された。世界経 済への影響が読みづらく、安全資産である金が買われている。景気減速とインフレのリ スクが同時に高まっていることが警戒された。また、中東情勢の緊迫化が進んだことも ポジティブ。3000ドル台定着から週末にかけて一気に3100ドル台まで値上がり する展開になった。 今週も押し目買い優勢の展開が続く見通し。短期的な過熱感から調整売りが膨らむ余 地もあるが、押し目は早めに買い拾われよう。ファンドの買いポジションの過熱感は乏 しく、利食い売りが膨らんでも押し目は早めに買い拾われやすい。4月2日に相互関税 の発動が予定されているが、世界経済にどのような影響が生じるのかは先読みが難しい 状況にある。中東地政学リスクの高まりもあり、安全資産賭しての買いが継続しよう。 特に金上場投資信託(ETF)買いが続いている間は、押し目買い優勢の地合が維持さ れる見通し。 予想レンジは3050〜3160ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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