石油午前=大幅高、主要産油国の供給下振れ懸念で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は大幅高。ロシアとウクライナの停戦合意がまとまらないなか、トラ
ンプ米大統領がロシアに追加制裁を科すと警告していることや、イランと米国の軍事衝
突リスクを背景に供給の下振れ懸念が強まっている。今週の米相互関税の発動は世界経
済を圧迫し、石油需要を下振れさせる可能性があるが、足元では供給リスクのほうが手
がかりとして意識されている。円相場は1ドル=149円後半で前日よりも円安・ドル
高推移しているが、本日の東京時間帯は円買い・ドル売りがやや優勢。
 日中取引開始後、原油の2025年8月限は大幅高。ただ、夜間取引の段階で上げは
一服している。
 午前11時現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が530〜
2240円高。
 午前11時現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が955枚。
【トランプ米大統領は中東を訪問へ】
 トランプ米大統領は来月にもサウジアラビアやカタール、アラブ首長国連邦(UA
E)を訪問すると発表した。トランプ米政権の第2期が始まった後の最初の訪問先は中
東となる見通し。
【海外原油夜間取引=小動き】
 ニューヨーク時間外取引で5月限は前日比0.03ドル高の71.51ドルで推移。
本日これまでのレンジは71.29〜71.56ドル。
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