−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/05 983.25 1,002.25 982.50 992.75 + 9.75 2025/07 997.75 1,016.00 996.50 1,004.00 + 7.00 2025/08 993.50 1,010.25 993.50 996.75 + 4.25 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 324,070 617,044 877,422 (- 19,993) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払 っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後 4時現在の数値です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(4月14日−4月18日) コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。 コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年並。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 大豆は期近が続伸。終値の前営業日比は6.75セント安〜9.75セント高。中心 限月の5月限は9.75セント高の992.75セント。 米産地で荒天が続き、コーン作付が遅れる可能性が高まるなか、大豆の作付への影響 に対する警戒感が強まり買い戻す動きが広がった。加えて、米トランプ関税の影響によ る輸出不安が今春の米国の大豆作付面積縮小を促す可能性が意識され、期近の主要限月 は買い優勢となった。ただ、依然としてトランプ関税による輸出縮小が強く懸念され、 新穀限月は軟調地合いを継続した。 5月限は983.25セントで取引を開始した後は、米産地の荒天を受けたコーン作 付遅延観測とトランプ関税を受けて輸出縮小が見込まれるなか大豆からコーンへと作付 がシフトする可能性が意識され段階を経ながら値位置を切り上げる足取りを展開。シカ ゴの時間帯には1000セントを前後する足取りの中で1002.25セントの高値に 達したが終盤には転売が入り上げ幅を縮小して終えた。 *米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。 コーンベルトでは、ミズーリ州南東部からオハイオ州南西部にかけての地域で大規模 な洪水が発生。シンシナティ地区のオハイオリバーの水位は洪水水準を約264cm上 回っているが、これは1997年3月以来の高水準となる。多くのオハイオ川支流では 洪水が発生しており、それにはインディアナ州南部およびイリノイ州も含まれている。 その一方では8日朝方には中西部全域で凍結が発生。なかでも五大湖周辺北部では広い 範囲で気温がマイナス7℃程度まで低下した。 米東部では今週いっぱい、低温と散発的な降雨が続く見通し。一方、プレーンズでは 暖かな気温が広がり、週後半にはプレーンズ中部では最高気温が32℃に上昇するもよ う。また、東部では雨または湿雪が見込まれるが、その他の地域では小傾向が見込まれ る。プレーンズ中部および南部でも少雨傾向となるが、気温が上昇するなかでの少雨傾 向だけに乾燥が進む可能性に注意したい。なお、プレーンズ北部では散発的な降雨が発 生するだろう。 6〜10日間予報に関しては、4月13〜17日にかけて全国的に気温は平年並〜平 年を上回るだろう。またプレーンズ及び中西部の雨量は平年を上回る見込み。 *米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。 プレーンズでは期のが上昇するなか少雨傾向が強まっている。8日にはカンザス州西 部で最高気温が26℃前後まで上昇。プレーンズでは全域でここ最近降雨が発生したも のの、干ばつに見舞われた地域の冬小麦を含む農畜産物は少雨傾向によるストレスを受 けている。 一方の南部では全域で気温が低下しケンタッキー州及びテネシー州以北では軽い凍結 も発生。アーカンソー州南部および東部、そしてケンタッキー州西部では引き続き洪水 が発生している。 大豆製品は、大豆粕は堅調な大豆の足取りに追随する買いが見られたが、大豆油は原 油安を受けて頭重い足取りとなった。 大豆粕5月限は前日比2.60ドル高の291.00ドルで終えた。 今日の材料 ・コーンベルトでは、ミズーリ州南東部からオハイオ州南西部にかけての地域で 大規模な洪水が発生。 ・8日朝方には中西部全域で凍結が発生。 ・米東部では今週いっぱい、低温と散発的な降雨が続く見通し。 ・プレーンズ中部および南部でも少雨傾向となるが、気温が上昇するなかで少雨傾向 となり乾燥が進む可能性が高まる。 MINKABU PRESS
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