●短期見通し原油、値下がりリスクは維持される=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 需給緩和見通しの織り込みが優勢になる見通し。相互関税によって世界経済の先行き
不透明感は急激に高まっている。前週は石油輸出国機構(OPEC)に続いて、国際エ
ネルギー機関(IEA)も需要見通しを引き下げるなど、需要見通しの悪化は明らかで
ある。ドル安やイラン情勢の下値サポートも見られるが、先高観の形成は難しく、
60ドル台中盤は過熱感が強い。しかも、この状況で石油輸出国機構(OPEC)プラ
スは着実に増産を進める見通し。6月も5月と同規模の供給増になる可能性が浮上して
いる。需給緩和見通しから戻り売り優勢の地合が想定され、改めて60ドル割れを打診
しよう。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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