ゴム市況＝薄商いの中で総じてしっかり、上海ゴムは軟調

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
               　    ＲＳＳ３　　　   　           　   ＴＳＲ２０
   2025/05　　    2025/10　      2026/04       　2025/05     　   2026/04
　290.1  - 0.5   293.9  + 2.0　 293.0   0.0　 236.0  0.0　納会   238.0   0.0
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 　　　上海ゴム　9月限  　14,580　  -　120（午後3時40分時点）
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【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は総じて堅調。寄り付きでは、上海夜間が小幅安となったことを受け
て、売りが先行した。だが、売り一巡後は、手掛り材料難の中、買いがやや優勢となっ
た。中盤以降は、上海ゴムは軟化したものの、大型連休の谷間ということもあり、薄商
いの中、小じっかりと推移する限月が目立った。ＴＳＲ２０は、出来ず。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比１．１円安〜２．０円高、活発限月の１０月限は
同２．０円高の２９３．９円、期先２６年４月限は同変わらずの２９３．０円、総出来
高は３０５枚、ＴＳＲ２０は全限が同変わらず。

【産地相場は堅調】
　今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、薄商いの中、上海安にかかわらず総じて堅調に推移
した。産地相場も地合いを引き締めている。４月３０日のタイ南部の天然ゴム主要積み
出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比０．５１バーツ高の７４．５８バ
ーツが提示されている。

　ソンクラ港のタイオファーは１７日に７１．１３バーツまで下落したが、その後は７
２〜７３バーツ台が提示されていたが、２９日に７４バーツ台に水準を引き上げた。市
場の一部で、米中関係が緩和方向に進むとの見方があるようだ。また、時期的にソンク
ラーン（水祭り）明けで、需給がややタイトになっていることも支援材料になってい
る。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
  シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号が１０月限のみ約定し、１．２セント高。Ｔ
ＳＲ２０は買いがやや優勢となり、０．３〜１．１セント高で推移している。

　上海ゴムは軟調。中心限月の９月限は、夜間取引では買いやや売りが優勢となり、前
日比２０元高の１万４６８０元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、プラスサイド
に浮上する場面もあったが、買いは続かず、戻りを売られる展開となっている。

MINKABU PRESSS

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