プラチナ市況=プラチナはまちまち、先限は144円台の円安で小幅高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,456   -116    15,568  -102  : 3,333.04   -55.42
銀          152.0    0.0     155.0  -0.3  : 3,236.00   -69.00
プラチナ     4,490    + 7     4,404   + 4  :   977.35   -10.61
パラジウム   4,400      0     4,400     0  :   963.37   - 9.65
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    144.39   +1.46  ユーロ・ドル相場   1.1278  -0.0094
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。ニューヨーク安を受けて売り
優勢で始まった。その後は、金堅調が下支えになり、小幅高となった。先限は正午前に
2円高で推移。午後は終盤に金が反落となったこと、現物相場の下落が圧迫要因ながら
1ドル=144円台の円安が下支えとなり、先限は小幅高で引けた。期先12、2月限
も閑散に売りなしのなか、堅調。期先12、2月限は1円安。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが1円安〜17円高、プラチナスポットが
23円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが4683枚、プラチナミニが512枚、プラチナスポット
が2109枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は小幅高も新規売買は慎重、米中関税協議が不透明で】
 プラチナ先限は夜間取引の終盤に4384円の安値をつけたが、下値は堅く推移。日
中取引に入り、前半は小幅安で推移した後、金の高値更新の動きに支援され、小高くな
った。出来高が4600枚台(標準)にとどまる薄商い。米中関税協議の動向に不透明
感が強く、新規売買には慎重ムード。
 自動車メーカー最大手のトヨタ自動車は本日、午後2時前に25年3月期の決算を発
表した。前期比3.6%減の4兆7650億円。来期の26年3月期予想を前期比
34.9%減の3兆1000億円との弱気見通しとなった。午後2時過ぎからプラチナ
のドル建て現物相場は985ドル割れとなり、午後4時過ぎには金安も加わり、974
ドル台まで下落。トヨタ自動車の弱気の見通しが今夜のニューヨークプラチナ市場で売
り材料視される可能性はある。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の977.02ドルから、金堅調につれ
高で正午過ぎに987ドル台まで上昇。その後、売り圧力が強く、午後は975ドル割
れまで軟化。
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