NYプラチナ市況=プラチナは反発、米中貿易交渉の開始を控えて

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 7)    980.3      1003.5       976.8      1001.6    + 22.1
         (25/10)    991.2      1012.6       987.0      1011.2    + 22.0
 パラジウム  (25/ 6)    984.50      990.00      978.50     981.50    - 1.10
         (25/ 9)    992.00      998.00      988.00     990.70    - 1.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         19,063        24,046        76,947        (+    542)
 パラジウム          3,710         8,209        20,989        (-     29)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           41,249.38 - 119.07
     前日  145.89/91   1.1228/30    ・ナスダック          17,928.92 +   0.78
     本日  145.37/39   1.1250/52    ・10年米国債利回り       4.39 +   0.02
・NY原油 (25/06)  61.02 + 1.11     ・SPDR保有金残高     939.68 +   2.01
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナは反発、パラジウムは下落。前日比はプラチ
ナが20.7〜22.2ドル高、中心限月の7月限が22.1ドル高、パラジウムは
2.40〜1.40ドル安、中心限月の6月限は1.10ドル安。
 プラチナ7月限は反発。今週末から米中貿易交渉がようやく始まるなか、悲観的な雰
囲気が後退していることがリスク資産の一角であるプラチナ相場を支えた。中国政府が
要求しているように、まずは米国が対中関税を引き下げ、対話を継続するための土台が
築かれることが期待されている。引け後にトランプ米大統領は、10%の基本関税には
例外がある可能性があると述べている。
 ただ、米中貿易交渉の開始を控えて、リスク資産の代表格である米株式市場の動意は
鈍く、金融市場全体では模様眺めムードが強かった。外為市場や米長期債利回りの変動
も限定的。
 パラジウム6月限は下落。米中貿易交渉を控えて慎重な値動きだった。
今日の材料
・米国と欧州は30日間のウクライナ停戦合意をまとめるための協議を実施=報道
・この合意にロシアのプーチン大統領が応じないならば新たな制裁へ=同上
・米大統領は米国との核合意の一環として、サウジアラビアがイスラエルとの関係を正
常化する条件を撤回=ロイター
・米中は交渉期間中の関税の相互停止で合意する可能性=スイス経済相
・フーシ派がイスラエルへ再びミサイルを発射
・10%の基本関税には例外がある可能性がある=トランプ米大統領
・中国との公正な取引を期待している=同上
・ヘグセス米国防長官、イスラエル訪問を取りやめ
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