プラチナ午前=プラチナは総じて続伸、金の軟化・円高にも買い優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて続伸。ニューヨーク高、現物相場
の堅調な値動きを背景に夜間取引で買い優勢となった流れを引き継ぎ、序盤から2ケタ
高で推移。金の反落から先限が一時1ケタ高まで上げ幅を縮小場面があった。しかし、
戻りを高値更新し、強気のテクニカル要因も追い風となり、期先2本とも10円超の上
げ幅を維持して推移。場中、円が1ドル=146.90円台まで上昇にも地合いは緩ま
ず。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時20分現在の前営業日比は、プラチナが4〜18円高、プラチナミニが変
わらず〜23.0円高、プラチナスポットが1円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時20分現在の出来高は、プラチナが3600枚、プラチナミニが367
枚、プラチナスポットが743枚、パラジウムが0枚。
【4月先限として一代高値更新で売り方は損切りの買い戻しか】
 米中が関税引き下げで合意し、貿易摩擦の緩和期待にもプラチナ相場はドル建て現物
価格、ニューヨーク・プラチナ期近7月限とも1000ドル台を回復するに至っていな
い。明晩、4月の米小売売上高など、複数の米経済指標の発表がある。明日の夜、米経
済指標発表後、1000ドル再挑戦があるかに注意したい。
 プラチナ先限は夜間取引の中盤に4546円まで上昇し、4月4日の高値4543円
をわずかに上抜き、4月3日以来の高値をつけた。4月先限としての一代高値を連日の
更新。売り方から損切りの買い戻しがあったもよう。金が100円超の下落まで下げ幅
を拡大しており、この後、売り圧力が強まらないか注意したい。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方に985ドルをつけた後、買い優勢とな
り、993ドル台まで上昇。
 午前11時25分現在、プラチナは991.71ドル、パラジウムが952.14ド
ルで推移。
 前営業日の大引け時点はプラチナが989.95ドル、パラジウムが952.31ド
ル。
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