ゴム午前=総じて反落、上海ゴムの軟化や直近の上昇に対する調整場面

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて反落。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、夜間取引の下
げ幅を縮小する展開となった。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが軟化したこ
とや直近の上昇に対する調整の動きから、売り物がちの展開になっている。TSR20
は、出来ず。

 午前11時38分現在のRSS3号は前営業日比3.2円安〜変わらず。活発限月の
10月限は同3.1円安の316.5円、期先26年4月限は出来ず、推定出来高は
337枚(前日夜間取引含む)。

【10月限は調整安場面か】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、総じてマイナスサイドでの取引となった。活発
限月の10月限は、序盤は夜間取引の下げ幅を縮小させたが、その後は、日中取引の上
海ゴムが軟化したことを受けて、地合いを緩めている。
 10月限は、直近10営業日の日足は陰線がわずか1本しか立っていない。また、今
週に入り、約20円も水準を引き上げており、買われ過ぎ感がある。昨日の夜間取引で
一時、節目の320円まで上昇したが、すぐに切り返された。目先、直近の上昇に対す
る調整安となる可能性がある。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は7月限と8月限が約定し、4.5セント安と
0.4セント安、TSR20も地合いを緩め、1.3〜0.5セント安で推移してい
る。
 上海ゴムは続伸。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業日
比30元安の1万5125元で推移している。

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