NY金・銀市況=反落、ドル高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 6)  3243.5     3255.8      3156.4      3187.2     - 39.4
          (25/ 8)  3271.6     3282.8      3183.7      3214.4     - 39.7
   銀     (25/ 7)  3279.5     3286.5      3198.0      3235.4     - 32.6
         (25/ 9)  3312.5     3315.5      3229.0      3265.7     - 32.4
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           258,607       289,439       440,192        (-  1,373)
  銀           41,457        48,007       137,293        (-    411)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,654.74  + 331.99
     前日  145.65/67   1.1185/87   ・ナスダック         19,211.10  +  98.78
     本日  145.62/64   1.1164/66   ・10年米国債利回り      4.43  -   0.02
・NY原油  (25/ 6)   62.49 + 0.87  ・SPDR保有金残高    931.92  -   4.59
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反落。前日比は金が41.1〜38.7ドル安、中心限月の6
月限が39.4ドル安、銀が33.0〜32.3セント安、中心限月の7月限は
32.6セント安。
 金6月限は反落。時間外取引では、ドル安となったが、手じまい売りが出て軟調とな
った。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、安値拾いの買いなどが入
って下げ一服となった。
 銀7月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 ニューヨーク金6月限は反落。時間外取引では3156.4〜3255.8ドルのレ
ンジで推移、前日比61.1ドル安の3165.5ドルとなった。6月限は、高寄りし
たのち、ドル安となったが、手じまい売りが出て軟調となった。欧州時間に入ると、下
げ幅を拡大した。
 日中取引では、安値拾いの買いなどが入って下げ一服となり、3197.5ドルまで
戻した。
 貿易摩擦の緩和見通しを受けて戻りを売られたことや、欧州時間からのドル高が圧迫
要因になった。ドル安見通しが強いが、 米中の貿易協議の進展が一服し、ドルを買い
戻す動きが出た。
 ニューヨーク銀7月限は、時間外取引で3202.5〜3286.5セントのレンジ
で推移し、前日比58.5セント安の3209.5セントとなった。7月限は高寄りし
たのち、ドル安となったが、金軟調につれ安となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡
大した。
 日中取引では、3198.0セントまで下落したのち、金の下げ一服につれ高とな
り、3246.0セントまで戻した。買い一巡後は戻りを売られたが、下値は限られ
た。
 5月15日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比31オンス減の3892万
0887オンス、銀は41万3542オンス増の5億0216万3775オンス。

今日の材料
・ウクライナのウメロフ国防相は、トルコのイスタンブールで行ったロシアとの約3年
ぶりの直接交渉の次のステップは、ウクライナとロシアの首脳会談になるとの考えを示
した。両国はそれぞれ1000人の戦争捕虜を交換することなどで合意した。
・4月の米住宅着工件数は1.6%増の136万1000戸となった。
・4月の米輸入物価指数は前月比0.1%上昇した。資本財コストの急増がエネルギー
製品の価格低下を相殺し、予想外の上昇となった。3月は0.4%下落していた。
・スイス国立銀行(SNB)のシュレーゲル総裁は、スイス・ルツェルンで講演し、S
NBとしてはマイナス金利が好ましくないとしながらも「再びマイナス金利の導入が必
要になるという可能性は排除できない」と述べた。
・5月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は50.8と、4月確報値の52.2か
ら低下し、市場予想の53.4を下回った。一方、1年先の期待インフレ率は7.3%
と、前月の6.5%から急上昇し、トランプ米大統領が強硬に進める予測不能な貿易政
策の経済的影響を巡る懸念が続いていることを示唆した。
・イランと、英国、フランス、ドイツの欧州3カ国は、トルコ・イスタンブールでイラ
ン核合意を巡って外交協議を開いた。
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