【南アのプラチナETF残高が小幅増加】 世界12カ国に上場している金ETF(上場投資信託)の現物保有高は5月21日時 点で1107.78トンとなり、前週末比0.59トン増となった。米国で1.15ト ン増加、英GBSで0.18トン、英ETFSで0.30トン、オーストラリアで 0.08トン減少した。ムーディーズの米国債格下げなどで財政赤字拡大に対する懸念 が出るなか、投資資金が戻った。 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の銀ETF(コード:SLV)の現物保有量は 前週末比140.00トン増の1万4054.90トンとなった。WisdomTre eの銀ETFの現物保有量は20日のロンドン(コード:PHAG)で同87.33ト ン減の1879.12トンとなり、Aberdeenは21日のニューヨーク(コー ド:SIVR)で同変わらずの1587.02トンとなった。 ロンドン証券取引所(LSE)に上場しているプラチナ・パラジウムのETFの現物 保有量(WisdomTree分)は20日時点でプラチナが19.23トン、パラジ ウムが4.23トンとなり、前週末比でプラチナ、パラジウムともに変わらずとなっ た。 一方、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のプラチナ・パラジウムETFの現物保 有高は21日時点でプラチナが32.48トン、パラジウムが10.85トンとなり、 前週末比でプラチナが変わらず、パラジウは0.18トン減となった。 ヨハネスブルク証券取引所(JSE)のプラチナ・パラジウムETFの現物保有高は 20日時点でプラチナが10.73トン、パラジウムが0.24トンとなり、前週末比 でプラチナが0.03トン増、パラジウムは変わらずとなった。 南アのプラチナETF(上場投信)残高が小幅増加、ニューヨークのパラジウムET F残高が減少した。プラチナは貿易摩擦の緩和期待や金堅調を受けて小口の買いが入 り、パラジウムは戻り場面で投資資金が流出した。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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